2023観劇記録

夏に書き始めた記事をようやく更新する遅筆っぷりよ。仕事が忙しくて癒しを求めた結果、この夏は観劇三昧でした。チケット代を計算するのが怖い。

 

宝塚歌劇団

(備考がないものはすべて東京宝塚劇場公演)

星組公演 『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』(新人公演も観劇)

雪組公演『海辺のストルーエンセ』

花組公演『うたかたの恋』『ENCHANTEMENT(アンシャントマン) -華麗なる香水(パルファン)-』(配信)

星組公演 『バレンシアの熱い花』『パッション・ダムール・アゲイン!』 (市川文化会館)

月組公演 『応天の門』『Deep Sea -海神たちのカルナバル-』 

宙組公演 『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』

雪組公演 『Lilac(ライラック)の夢路』『ジュエル・ド・パリ!!』

宙組公演 『大逆転裁判』(KAAT公演)

星組公演 『1789 -バスティーユの恋人たち-』

雪組公演 『愛するには短すぎる』『ジュエル・ド・パリ!!』(全国ツアー公演@神奈川)

雪組公演 『双曲線上のカルテ』(配信)

花組公演 『鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)』『GRAND MIRAGE!』 

月組公演 『フリューゲル -君がくれた翼-』『万華鏡百景色(ばんかきょうひゃくげしき)』 

花組公演 『BE SHINING!!』(昭和女子大学人見記念講堂

雪組公演 『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』『FROZEN HOLIDAY(フローズン・ホリデイ)』(宝塚大劇場公演)

 

下記公演はチケットは取れていたものの公演中止のため観劇できず

宙組公演 『PAGAD(パガド)』『Sky Fantasy!』

 

宝塚以外

ミュージカル『ファントム』(東京国際フォーラム公演)

 

以下感想はスマホからメモを発掘できたものを載せておきます。観劇直後に書きなぐったものが多いので文法ぐちゃぐちゃなものも多いけどその時の衝動を残しておく……。

星組ディミトリ新人公演@東京

いい舞台を見た。舞台に立つ喜び、演じられる幸せが溢れた時間でした。技術的には荒削りだし、本公演には敵わない部分はもちろんあるんだけど、全身全霊で与えられた役に挑み、ぴかぴかキラキラと光るスターの輝きに胸がいっぱいになってしまった、
天飛くんが別格でした。新人公演卒業の時にこの目で見られてよかった。ディミトリとして生きていた。ふとした瞬間にああこれはきっと本役の礼さんから学んだのだろうな……と感じることが幾度もあり、天飛くんにとって礼さんが偉大な存在なのだろうなと思いました(終演後挨拶でも恐らく上手側にいた礼さんの方を向いてご挨拶されていましたね)。本当なら本公演→新人公演の順で観劇する予定が、公演中止のため新公を先に見ることになり、本役さんとの比較ができなかったのが惜しまれます。きっと礼さんから学んだことが沢山あると思うので…………。リラの木の下でルスダンを後ろから抱きしめる姿に包容力と深みを感じて、素敵な男役さんになられたなぁとしみじみ…………そしてこれからより美しく素晴らしい男役さんになられることでしょう。いつの日かセンターに立つ天飛くんを見るのが楽しみです。

 

雪組海辺のストルーエンセ

(ストルーエンセは現地観劇の前にライブ配信を見たのでその時書き殴ったコメントもあるけれど、あれは文章というよりTwitterに投稿するような短文と単語ばかりだったので、ここにはKAATで実際観劇した時のメモに少し補足したものを載せておく)

ヨハンにとってのフォレルスケッタは木琴の音なのか 突然のキスをしたあの瞬間抱いた感情 それを指田先生は描きたかったのかな
微笑むでも泣くでもなく、胸の中にあるのは困惑と微かな喜びか えもいわれぬ何か それこそがフォレルスケッタ

(Forelsket:カタカナで書くならフォレルスケッタ、またはフォレルスケットなど。意味は『誰かを好きになった時に感じるとても幸せなあの感じ』、『恋に落ちた時に感じる、言葉にできない程の幸福感』、『語れないほど幸福な恋におちている』など)

仮面舞踏会から金箔付き衣装に変わる 国を変えたい政権を取りたい王になりたい野望と欲望が表に出てきてしまった
逆にカロリーネは男装で何の汚れもない姿を見せる(その後情欲を知ってしまい、ピンクのドレスでは金箔付きになるわけですが、あの姿が一番王妃らしい格好で欲に塗れた王宮には似つかわしくあった)

ストルーエンセが男女問わず籠絡しても何も言われないし、王妃が男装しても否定されない(これは史実でカロリーネが男のような格好をしていたのも影響していそう)このあたりは令和

 

雪組ライパリ

鉄道と近代化というテーマ的に多分小林一三先生の生誕150年記念作品として作られたのだと思う。がしかし色々引っかかるところが多くてお芝居がちょっと理解しづらかったけど振付は流石謝先生、美しかった。「鉄の時代」の彩風・朝美・和希の三重奏は見事なハモリでよかった。この三人だと朝美・和希どちらが下パートを担っているのか、気になって確認した気がするけど忘れてしまった(二人とも低音がよく出るので)。エリーゼの扱いから新しい時代を生きる女性を描きたかった……と思われるのになんだかナチュラルに昭和の気配を感じてしまった。職業音楽家になりたかったはずなのにあの流れでアクセサリー作りに転身するのは納得はできなかった。そしてフランツ、自分の兄弟の殺害を企てた女性と結婚しようと思うか普通!?あの脚本でディートリンデを憎まれ役にせず描き出せたのはひとえに野々花ひまりさんのお力かと……。ライラックの扱いもなんかなぁ。先日星組ディミトリでリラの花が効果的に使われているのを見た後だとライラックがあまり印象に残らなかった。演者の力技でなんとかしている脚本だった、というのが個人的評価。でも彩風さんの兄弟たちをガンガンぐいぐい引っ張っていく兄っぷり、夢白ちゃんエリーゼの陽の気をまとった闊達な女性像、朝美フランツの生硬さとディートリンデとの駆け引き、軍服姿が凛々しい和希ゲオルグ、四男坊という設定に深みを与える明るさと的確な芝居で場面を正確に運ぶ一禾ランドルフ、病弱だが音楽の才能に恵まれ周囲に愛される華世ヨーゼフ、5人兄弟が生き生きとしていたのでそこは美しい兄弟愛だった。縣アントンもお芝居が上手くなったなぁ……。

併演は大介先生のレビュー。熱いショーも優美なレビューも両方書けるのが大介先生のいいところだなと思います。夢白ちゃんのトップ娘役お披露目公演でしたが、彼女の歌が以前よりずっと上手になっていて驚きました。誕生石の歌い継ぎは実に華やか。雪組公演初のSS席で観劇することができたのですが、オペラ要らずの視界にテンション上がりすぎて記憶が定かではありません。誰もかれもきらっきらしてた。

 

宙組大逆転裁判

まず感想以前の話として、KAAT公演は東京宝塚劇場公演と同じ15時半だと思い込んでいたので15時開演だと電車の中で気が付き、駅からガチダッシュする羽目になりました。開演1分前に客席入口に辿り着き、係員さんに「席ご案内しますか?」と聞かれて即はい!と答え、案内していただいた座席についたら即開演でした。もう二度と間違えないように気をつけます…………。

お芝居はゲームの世界が見事に再現されていて、原作を遊んだことがない人でも楽しめる仕様だったのがよかった!特に中心メンバーが歌上手で、脚本もコミカルにテンポよく動くので笑いながらも話を追えて面白かったです。瑠風成歩堂が歌いながら1階客席の中程まで来るシーンがあり、これがとんでもなく格好良かった。額に大汗かいて熱演しているのが近くで見えると胸が高鳴る。あの学ラン、ゲーム仕様にデフォルメされて襟がとても高いのに首回りに余裕があってタカラジェンヌの首の長さじゃないと着こなせない衣装でした。瑠風成歩堂は地毛っぽく見える黒髪でしたが、ウィッグだったのか本当に地毛なのか分からなかった。山吹ひばりさんはもうはまり役でしたね。お声とキャラクターがよく合ってた。鷹翔さんのシャーロックホームズもほんといいキャラしてるわ~~って思わせる力がありました。最後の成歩堂君と寿沙都さんのやり取りが甘酸っぱくて!!!もだもだがたまらない!!!これを見ただけでチケット代を払う価値がある!

汝鳥さんのメニクソン、小春乃ヴィクトリア女王ががっちりと舞台を引き締めていた印象。お歌のとっても上手なヴィクトリア女王でしたが衣装の時代がずれてたのはあれでいいのか。バンジークスのかかと落としは優希さんにしかできない表現でした(ダンスだけでなくお芝居でも活躍されていたのでこれからが楽しみだなー!と思っていたのに次の本公演での退団発表があり涙しました)そして天彩さんのニーナ・ジョーンズは絶対何か隠してそうだなと思いましたが、流石は期待を裏切らない。どのキャラクターも原作を尊重しつつ生き生きと描かれていたと思います。

 

星組1789

いやーーーーーーーーーーーーーーーものっそいチケ難公演でした。友の会が何とか確保してくれたB席と、一般販売でえいやと取った立見1枚が限界でした。B席でも劇場で見られただけ有難い。月組版は見たことがないので初めての1789でしたが、名曲揃いで終演後も曲が頭の中でリフレインしていた。今回は農民ロナンと、貴族階級に属するオランプの身分違いの愛が押し出された構成・演出……だったように思う。トップコンビの愛が中心になって構成されていたので、逆に月組版でトップコンビがロナンとマリー・アントワネットを演じた際はどういう構成・演出だったのか気になる。礼ロナンはボディパーカッションや民衆たちの熱、どれも星組の熱さが活きた作品だった。今回が退団公演となった有沙さんのマリー・アントワネットは有終の美を飾るにふさわしい素晴らしさでした。第1幕の少女のような王妃様が、第2幕でフランス王妃としての務めに目覚め、気高さをまとうのはあの時の彼女だからできた表現のように思えた。海外ミュージカルあるあるで役数は限られていたものの、通しの役名がない演者も全員、一人一人が1789の世界を生きていた。

で、ですね、えいやっと掴み取った立見がまさかなんと代役公演初日になってしまった。その時の感想はTwitter(X)に書いたのでここでは詳しく書きませんが、代役というのは最初から最後まで全てを代演できるようにするのだと、今日、宝塚を初めて観劇する人でも楽しめるように勤め上げるものなのだと感じました。正直すごいものを見てしまった感がある。

 

雪組愛するには短すぎる/ジュエル・ド・パリ

久しぶりの全国ツアー公演。神奈川県民ホール公演がチケット取れたので行ってきました。愛短は4度目の再演というもの納得の脚本。正塚先生すごい。笑う気がなくても思わず笑っちゃうんですよ。りんきらさんのオサリバン執事が何か言うたびに客席からくすくす笑いが漏れる絶妙な掛け合いと間。どの場面も台詞も珠玉。さきあさのコンビネーションがよかったので「恋は元々アンフェア」の掛け合いはもう一度聞きたい。あんふぇーーーーーーーーーーーー♪は名曲。この二人の並びももうすっかり見慣れたものですね。

ジュエル・ド・パリは本公演からの継続なので基本形は変わらず、全国ツアー公演用にカスタマイズされた差異を見つけるのも楽しかった。そして本公演では楽しく見ていた場面なのに、全国ツアー版の客席降りで泣いてしまった。泣く場面じゃない、むしろジェンヌさんが近くまで来てくれて嬉しくて、きゃー!ってなる場面のはずなのに、まっすぐに1階後方を目指して走っていく列を見たら涙が出て仕方がなかった。数年ぶりに見る客席降りは刺激が強かったのか?コロナ禍で色々なことが制限されたけど、公演再開しても客席降り復活はまだまだ先のことだと思っている節があったからだろうか。Twitter(X)で各地の公演レポ追ってみたところ、日替わりの掛け声やご挨拶でも各地の名物や美味しいものに触れているようで、タカラジェンヌも全国ツアー公演を楽しんでいるのが伝わってくるのが本当に嬉しい。緊急事態宣言が出て公演中止になった日、公演再開してもタカラジェンヌは劇場と自宅の往復しかできなかった時期は少しずつ終わろうとしているのを客席降りという演出に感じたのかもしれない。(実際にはコロナ感染者数が爆増していてとても気が抜ける状態ではないですが)

 

雪組双曲線上のカルテ

こちらは配信のみ。

和希そらにダメな男を演じさせたら天下一品。その終わり方はどうなのよ!?モニカのことどうするの!?と思ったけれど、フェルナンド的には考え抜いた末の決断なのだろう。終盤フェルナンドが湖に沈んでいく動き……あれはコンテンポラリーダンスになるのかな、あの場面の演出が素晴らしかった。樫畑先生ありがとうございます。この後まさか退団発表があるとは思いませんでしたよおおおおお。

 

月組公演フリューゲル/万華鏡百景色

まずはお芝居、ルイスの自己紹介ソングでガンッガン客席を釣りまくるおだちん、最高 もともとはお芝居で才覚を現した人ですけど、ショースターとしても輝けるようになった…………〇〇〇〇!〇〇〇〇!!(ネタバレなので伏せておく)と自己紹介してるのすら格好いいとか嘘だろう〜〜〜ここでジャケットとベストの隙間から白いシャツがちらりと見えるのが男役の絶対領域感あって最高

今回は風間さんと彩海せらさんの男役度上がりっぷりに目が離せなかったんですが、ふとその前に目を向けると男役の色香を振り撒く月城&鳳月のワンツーがいて、このセクシーさは新公卒業したてや研10じゃ出せないわ……と感服する

『万華鏡百景色』ガス灯夫の半被に丸い金色の装飾が散らされており、これが照明を受けるとキラキラしてガス灯の明るさを体感しているような気持ちになる。

舞踏会、芥川龍之介ですね 私は芥川龍之介の『蜜柑』に思い出があるので芥川作品が使われていると嬉しくなる 原作準拠の展開がまたぴったりで栗田先生の題材の選び方が憎い 令嬢方のドレスも男役の黒燕尾もこういう煌びやかさはなんぼあってもええもんですからね、そして堂々登場の月城さん白軍服の美しいこと!月城さんはノーブルでグレースな軍服とか燕尾とかフォーマルな服装がバチっと決まりますよねぇ。後年の電車でのやり取りにて彼が『お菊夫人』の作者であることが明かされることから、白いドレスで踊る6人口の娘役は菊の象徴か ここの在りし日の思い出を懐かしむさちかさんと快活な文学青年の彩海さんのやり取りがまたいい。ショーでも芝居の月組は魅せてくれる。

ロケット前にある娘役群舞のさちかさん、上級生の品格ある美しさと娘役の可憐さは両立する。娘役群舞は薄暗い中を大階段の上から下から娘役が整列するところから綺麗 踊りはじめると白黒赤の領域が鮮やかに移り変わるのが実に、実にいい……大階段にスカートの赤がパッと広がるのが美しいんです これは2階席でフォーメーションごと楽しみたい演出

男役!群舞!大階段の上から隊列組んでザッザッと降りて来るのは定番だけどこの動きにしか出せない圧があって観る側も気合が入る その真ん中を一人降りてくる支配者に誰もが首を垂れる 娘役も2番手も皆トップスターの位置する場所へ手を伸ばす 組のトップはこの人だと示す一瞬が群舞の醍醐味かも知れない

 

ミュージカル『ファントム』

真彩ちゃんクリスティーヌ見たさにチケットを取りました。もしかしたら真彩クリスティーヌを見る最後の機会になるかもしれないと直感していたので(実際大千穐楽でそのような発言があったそうなのでそれは当たっていた訳ですが)。

宝塚に慣れていると今回のS席14,000円には正直チケット代高ッ!宝塚のSS席より高い!?と思ってひるんでしまいますが、しかし、それだけの価値がある素晴らしい舞台だった……。メインキャストからアンサンブル、子役まで全員上手い。芝居も歌もダンスもどれも凄い。上手過ぎてぽかーーーーんとなるしかない。宝塚は音楽学校出たての雛鳥からスターになるまでの成長も含めて見守り楽しむ文化(だと思っている)なので、そもそもの前提が違うなーと思いました。あとダブルキャスト前提、週あたりの公演数も宝塚より少ないので精神的・身体的負担が全然違うのはいいなあと思った。スター制度が前提の宝塚ではどうしてもシングルキャスト前提になってしまうので……。私にしては珍しく複数回観た作品ですが、リピートすると前回と全然違う印象を受けびっくりしました。ファントムの解釈、細部の台詞、わずかな違いなのに作品全体の雰囲気がぐっと変わってくるのは複数回観たからこその発見で面白かったです。とはいえぶっちゃけとんでもないチケット運を発揮して良席で見られたからこその発見ではある。国フォCホール1階1列とかもう見られる気がしないぞ。でも2階で観た時はオーケストラまで上下左右全体が見渡せてストーリー把握は一番しやすかったし、階段のぼって歌うシーンは1階で見るよりキャストが見やすくてどの席にも良さはあった。1階前方列だとかなーり見上げる体制にならないとキャストが見えなくなっちゃうので首が痛かった、が贅沢な痛みであった。

今回の『ファントム』のエリックは子供がそのまま大きくなってしまったファントム。だから正論言われて言い返せないとあ゛ーーーーーーーーッ!!!!!(大声地団駄)しかできない
エリックの世界はオペラ座の地下だけ、会話するのはジェラルドだけ、知ってる人はままとジェラルドと浮浪者達だけ 狭くて寂しい世界

キャリエールの回想に乗せて踊るベラドーヴァすごく好き 真彩ちゃんの地に足がついた踊りが宝塚時代から好きなので……手や腕は優雅に、しかし踏み締める足は力強く踊りながら目はギラギラしているのがすっごく好き…………

この『ファントム』ではクリスティーヌはエリックのことをほぼ「先生」と呼んでいて、「エリック」と呼ぶのはエリック(ファントム)が追い込まれて警察に囲まれている場面くらい?クリスティーヌにとってエリックは最後まで音楽の先生であって、恋する相手ではなかったのかな おでこにキスするのも敬愛と慈愛に思えた
というか、宝塚版が宝塚故にトップコンビが演じるエリックとクリスティーヌに恋愛要素を足しているだけで、本来の『ファントム』はシャンドン伯爵とクリスティーヌがいい関係になるのが正なのか……?

 

どの作品も楽しかったなぁ……と思いつつ年越しの準備をします。よいお年をお迎えください。

2023年買ってよかったもの

今年買ってよかったもの 

2023年もあと数日で終わるとかうそでしょって思いながら書いています

 

サージカルステンレスのネックレス 

地元のアクセサリーショップ(300円均一も扱っているような安いところ)で買った1,000円くらいのだけど今年はほぼこれをつけてた気がする。

アレルギー検査では反応出ないのに非アレルギー対応のネックレスやピアスをつけると痒くなるのでようやくサージカルステンレスにトライしてみた。痒くならないし使いやすいしとてもよかった!もっと早くから選べばよかったですね。おしゃれしたいけど健康害したら元も子もないのでこれからもアレルギー対応素材を選ぼうと思った……。 

 

なめらか本舗のオールインワンジェル 

化粧水→オールインワンジェル→(気が向いたらプラスアルファ)→乳液の順で使用 

去年一昨年より乾燥が気になりはじめたので保湿目的で試してみたら肌の調子も良かったので継続 クリームのべったり感が苦手な民にはジェルが程よかった

夏~秋は薬用美白を使ってましたが、今はリンクルジェルクリームにしています。冬なので保湿重視にしてみたのは悪くない選択だったけれど、テクスチャは薬用美白の方が軽くて好き。

 

バームクレンジング 

これまでオイルクレンジングやジェルクレンジングを使ってたけど、私の普段メイクならそんなに洗浄力いらないのでは……?と思い試してみたらよかった。今はCLAYGEの白を使っているけれど他も試してみる所存。

 

切れないヘアゴム 

これは100均でも売ってる。髪圧強め毛量多めで細いゴムはすぐダメにするので試しに買ってみたら使い込んでもゴムが伸びるだけで切れないし中の白いゴムが出てきたりしないので使いやすかった。

 

リップモンスター期間限定Ver 

去年もリップはこればっかり使ってましたが今年もリップモンスターのお世話になりっぱなしでした。1年を通して話題を呼んだ期間限定シリーズはドラコスの範囲を超えた絶妙な色合いが多くて選ぶのが楽しかったです。結構バズったのに期間限定故に手に入らなかったという嘆きもかなり見かけたので花王さんには人気色だけでも是非定番色化してほしい。イエベ秋の民として外せないなと思った以下2本を使っています。

9月 109 6:59PM

「秋の夜空を照らす十五夜の月のようなイエローオレンジブラウン」だそうで、イエベ秋で黄味が強いのが大得意な私には黄味に全振りした仕様で大変良い品でした🙆

いつもピンクベージュを塗ってはうーん……まあダメじゃないけど就活生みたい……ぴんと来ないな……と思ってた人間に必要だったのは強い黄味だった。ぱっと見は黄色いなーと思っても塗ると馴染むので普段使いしてます。

11月 111 茜の静寂

公式の説明文によると「晩秋を彩る深みディープオレンジレッド」だそうです。カジュアルな赤リップでとても使いやすい。ラフに塗るだけで顔色が明るくなるので毎日使いたい。

 

ロムアンドのアイブロウマスカラ 

バズる品には理由があった めっちゃいい 

アイブロウマスカラは他にも使っていましたがこれに変えたら塗りやすいし眉毛の存在感がぐっと落ち着いて目元に印象が向くようにできた気がする。色選びに悩んだら奇抜な髪色でもなければとりあえず02塗れば間違いない。

 

アイリスオーヤマのミニヒーター

item.rakuten.co.jp

風呂場の寒さに負けてヒーターを買いました。今ではこれがないと冬場は風呂に入れません。一度生活レベルを上げたら戻ってこれないのでどうしようかとは思ったんですが、健康面を考慮したら無理に寒さを我慢する必要はないなと思ったので己を甘やかしていきます。

 

キーボード

職場のデスクが狭くて有線キーボードが邪魔になることが増えてきたのでワイヤレスキーボードにしたくて購入。薄型でタイプした感じがしないキーボードは苦手なのでぽすぽすとした打鍵具合が好みでこれにしてみた。使いやすいので自宅用にも同じものを買おうか検討している。というかこの記事書いてる間にとっとと買った方がいい気がしてきてぽちった。

 

マキタのコードレス掃除機

コードレス、楽!!!もうコード付き掃除機には戻れません。

ちょっと掃除しておこうかな~と思った時にぱっと手に取ってボタン一つ押すだけでできるのは面倒臭がりにはとてもいい。工数が多いと手順を踏んでいる途中でやる気が行方不明になるので(コード付き掃除機の時は掃除機を手に取る→束ねてあるコードをほどく→コンセントに刺す→掃除機かけたい場所までコードを伸ばす→電源を入れる……とやるのが面倒で掃除が億劫だった)。

本体だけだと自立しないのでこの↓スティッククリーナースタンドに立てかけています。ちょっとだけ組立作業が必要ですが、これは簡単に作れるので心配不要だった。マキタのコードレス掃除機はストラップがついているので、保管場所付近の壁面にフック付きマグネットやS字フックがつけられるならそこで引っ掛けてもいいと思う。

 

漫画『メダリスト』のKindle

今年一番読んだ漫画。作者つるまいかだ先生のフィギュアスケートへの理解が深くてスケオタも満足できるし、いのりちゃんと司先生の成長が尊いのでフィギュアスケート知らなくてもスポーツ漫画として楽しめると思う。最近また1巻から最新話まで読み直したらいのりちゃんが心身ともに成長していく過程が見えて面白かった(※初登場時は小学5年生→最新話では中学1年生)最近の話では身体変化や怪我などの女子選手に多い問題まで切り込んでいくので相当しっかりと取材していらっしゃると思う。

しかしいのりちゃんは元々貸し靴では滑っていたとはいえ、あの成長速度は物凄いですよね……。

(以下若干ネタバレ)

全日本ノービスでいのりちゃんの演技冒頭にいのりママが卒倒してたけど、スケート歴2年弱でノービス女子がのっけから4回転コンビネーションジャンプ跳んでその次も4回転跳ぶ、しかも成功させたとかまあ信じられないですよね。結束家はお姉ちゃん(実叶ちゃん)がノービスで活躍してたからお母さんもフィギュアスケートの難しさはご存じだろうし、それ故にうちの娘が4回転を2本も跳んでる……!?と内心絶叫だったと思われる。光ちゃんの構成・点数も現実世界の全日本ノービスでは出たことがない点数ですが、ノービスでの3Aor4回転チャレンジャーはいるのでノーミス完璧演技ならこれくらい出るかも、と思わせる現実と想像の絶妙ラインを狙ってくるのがつるまいかだ先生は本当に上手い。

ちなみに現実世界だと島田麻央選手がノービスA時代(2021年)に4Tを加点が付く出来で成功させ、コンビネーションジャンプでは3Lz+3Tを決めて120.03を出していますが、他の年は100点いかなくても優勝している年もあるのでこれは割と特異値。なお今年(2023年)優勝は100.45。それと上位の点数が拮抗しているあたりは2020年ノービスAが1~4位まで100点超え(108.42~101.56)だったのでこの辺り考慮すると漫画メダリストで100点超えが複数名出る展開もあり得ない設定ではない。

いのりちゃんの今後の課題はジャンプだと4S復活(ジュニアは体型変化と向かい合うことになるのでどうなるか分からないけど)と3Lzの安定度向上、3Lz+3T習得あたりかな……3Lz+3Tはジュニア&シニアのトップレベルで戦っていくなら必須になるだろうし。例えば今後の展開として、女子では相当難しいと思うけれどTES勝負のために4回転+3回転コンビネーションジャンプまで挑むのか、それともジュニアではPCSを磨いていくのか、どのような選択をするのかわくわくする。スケーティングは元々速度があって評価が高いし、スピンステップは常にレベル4が取れるように精度を上げていくことになりそう。

この後はジュニアグランプリシリーズも全日本もやりそうなので、ジュニアの大会編に入ったら新プログラム見られるってことですよねきっと!超楽しみ!!

 

薬屋のひとりごと

今年一番読んだ小説。なろう版と文庫版両方読んだ。

最新刊!わくわく!する!!!壬氏様と猫猫の発展具合がですね、じれったいのなんのって……これも最近文庫版を全編読み返してみたんですが壬氏様は結構最初の方から猫猫にアプローチかけてたんだな……と今更気づきました。年単位でもだもだした上にすったもんだやってようやくここまで来たか……!と思わせてからの波乱の予感~~~来年もどんな展開になるのか楽しみです。

 

とりあえず年内に更新する目標をクリアしたいのでこの辺で終わりにしておく。また気が向いたら追記します。

2022年買ってよかったもの使ってよかったもの

12月に入ったと思ったらもう中旬で困惑しています。

年末に差し掛かる前に2022年買ってよかったもの使ってよかったものをメモしておこうかと思います。

 

カルビー ベイクドオーツナッツ&シード

www.calbee.co.jp

夏くらいに新発売されたはず。もともとグラノーラ系が好きでしたが、これはドハマりして狂ったように食べていた。1食当たり40g推奨だが40gでは物足りない。もっと食べたい。この半年くらいで少なくとも20袋くらいは食べてるはず。今年太ったのはほぼ確実にこれが原因である。牛乳or豆乳をかけてもおいしいし、そのまま食べて噛み応えを味わうのもよい。ナッツが入っているので私は時々酒のつまみにもしています。甘すぎず、ナッツと穀類のザクザクした食感がいい。

 

ディアナチュラ 29アミノ マルチビタミン&ミネラル 300粒 (100日分)

www.dear-natura.com

良かったものというか習慣づけしているもの。効いているのか知らんけど気休め程度に飲んでいる。食生活乱れまくりの民なのでせめてサプリでビタミンミネラルを摂取して罪悪感を軽減したい。飲まないよりは飲んだ方がいいはず、多分。このほかに気が向くとビタミンB(繁忙期の疲れをちょっとでも軽減してほしくて)とビタミンD(冬季うつ傾向をなんとかしたい)を摂取しています。細かい拘りはないのでメーカーは手に入れやすいところでディアナチュラでもネイチャーメイドでも何でもいいと思うんですが、ディアナチュラの方が粒が小さくて個人的には飲みやすいです。

 

Amazon.co.jp 限定】フィリップス ソニッケアー イージークリーン 電動歯ブラシ ホワイト センシティブブラシヘッド HX6554/07

https://www.amazon.co.jp/%E3%80%90Amazon-co-jp-%E9%99%90%E5%AE%9A%E3%80%91%E3%80%902019%E5%B9%B4%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%80%91%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9-%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%98%E3%83%83%E3%83%89-HX6554-07/dp/B07ZGTL5DR

昨日届いたばかりだけど感動したのでよかったものに入れておく。

電動歯ブラシってほとんど使ったことなかったんですけど、秋に下の親知らずを抜歯したことで歯の健康に気を使うべきだと思うようになり、Amazonブラックフライデーで安くなっていたのでぽちりました。思ってた以上によい。手磨きだとどこまでやればいいのか分からなくなって磨いて磨いてそれでも磨き残しがあるように感じていたけれど、これは2分間(30秒×4セクション)で上下左右ツルツルになる。親知らず抜歯後の穴がまだ完全にふさがっておらず、食べ物が詰まりやすいのでそこだけ別の歯ブラシでフォローしていますが、磨き残しの不満が急減した。

ひとつだけ問題があるとすれば、電動歯ブラシの高さに対して我が家の洗面台の棚が小さかったので充電器ごと置くことができないこと。ただ、本体を毎回充電する必要があるわけではないので歯ブラシだけ置くなら普段は何とかなりそう。

 

KATE リップモンスター

www.nomorerules.net

バズりにバズったリプモン。いまだに全色揃って陳列されているところを見たことがない。あれだけの大人気だもの、そりゃーベスコスになるよね、という感じ。私は03陽炎と04パンプキンワインを使ってます(イエベ秋)(自己診断では16分割なら多分ウォームオータムな気がしてる、少なくともミューテッドオータムではない)。03陽炎は唇の血色を程よく足してくれる上に落ちにくいのでオフィスメイクに丁度よく、ポーチに入れっぱなしです。04パンプキンワインはイエベ秋でござい!という色味で好きです。オフの日はぐりぐり濃い目に塗るとパッと顔色が映えてイエベ秋でよかったー!と思えるのでテンション上がって楽しい。イエベ秋の民にオレンジブラウンは鉄板ですよね。薄めに塗って仕事に行くときもある。というかこのご時世で濃い色塗ろうがマスクで見えないのでリップは結構好き勝手な色を塗ってる。

ネット限定の10地底探索と11の5:00AMも気になっている。そして12/13からの限定色が欲しいけど即完売の予感しかしない。EX-1焦がした茶葉の余韻を何とか定価で手に入れたい。

 

ロージーローザ ダブルエンドアイブロウブラシ スマッジタイプ

www.cosme.net

これがないと眉毛が書けない。今はペンシルで眉尻書いてパウダーをこのブラシで乗せてぼかす感じで書いてます。もう付属ブラシには戻れない。しかし未だに眉毛の書き方の正解が分かっていない。700~800円くらいなのでとりあえず試してみる価値はある。

 

キャンメイク カラフルネイルズ / N78・ラスティゴールド

www.canmake.com

公式の紹介文では「錆びたアンティーク品のようなゴールド」らしいです。ブラウンベースにゴールドがちらちらと煌めくのが超かわいい。秋冬にぴったり。ネイル塗るのがド下手な私でもラメとパール入りのおかげかひどいムラにならずに塗れるのが嬉しい。しかし2022年秋の限定カラーである。キャンメイクさん定番化しませんか。

 

ディアボーテ オイルインシャンプー(リッチ&リペア)

www.cosme.net

正式名称よりHIMAWARIとかヒマワリって言った方が伝わる気がする。詰め替えが大体600円+税くらい。これに変えてから暴れまくる襟足の生え癖がちょっとだけ言うことを聞いてくれるようになった気がしなくもない。匂いの強いものはあまり得意ではないですが、香りがきつくないので使いやすい。

 

オルビス エッセンスインヘアミルク

www.orbis.co.jp

これもSNSでバズった商品ですね。しかし試しに買ってみたらなかなか良かった。

大容量なのでガンガン使っても罪悪感がないのでよい。

 

uka scalp brush kenzan

uka.co.jp

これもSNSでバズった(以下略。ガチガチ頭皮がちょっとでも柔らかくなってくれることを祈って使ってます。襟足からぐるっと頭一周させて、頭頂部をがーっとやると気持ちいい。自分の指ではこの気持ちよさは生み出せないので買ってよかったです。これは販売ルートがやや限られているのが難点かも?私はアットコスメで買いました。

 

パースピレックス ロールオン

search.rakuten.co.jp

エイトフォーとBanは効果なし、エージーデオもデオナチュレも気休めなんですけど?という脇汗が酷い人間向けの制汗剤。塩化アルミニウムが入っているので塗布した肌が痒くなることがあるけど、多少我慢してでも継続しようと思うだけの効果はあった。コンフォート(敏感肌用・緑)でも最初はやや痒みがあったので肌の弱い人は使わない方がいいです。小さいし容量少ないけれど、慣れたら数日おきの塗布でよいことと、1個で2~3か月持つのでコスパは悪くないと思う。購入場所によって価格差が激しいので参考として楽天市場の検索結果を張り付けておきます。ちなみに私はQoo10のタイムセールで買った。

 

ユニクロ タックワイドパンツ(丈標準68~70cm)

www.uniqlo.com

これもSNSでバズった(以下略。黒を持ってますが、シルエットが綺麗なのとどんなトップスでも合わせやすいのでヘビロテしています。ただサイズ感が難しくて普段M~Lサイズの私でもSサイズで良かったので購入前に要試着。Mサイズもカジュアルに着るならありだったけどウエストが緩くてベルト必須だった。標準丈だとくるぶし下くらいの丈なので、丈長めも欲しいけどぜんっぜん入荷しないので諦めモード。裏地がついていないのでこれから(真冬)はちょっと厳しそう。このパターンで裏地付きが4,990円(+1,000円)で販売されたら速攻買うと思う。

 

眉毛カット(アイブロウWAX)

私ド近眼でして、眼鏡をはずすと対象物まで10㎝くらいまで近づかないとピントが合いません。そんなボケボケボヤボヤの視界で眉毛を整えるのは難しいので眼鏡かけながらやるけど、眼鏡が邪魔になることも多々あり、しかも不器用なので左右対称にできない。そこでようやくプロの手を借りました。いやめっちゃ綺麗じゃん。もっと早くにお願いしたらよかった。アイブロウワックスでやってもらったのでしばらくセルフケア不要なのも助かった。一度整えてもらうと伸びてきても大体こんな感じにすればいいんだなとイメージが掴めているからセルフでもずっと楽になるので一度は行ってみる価値がある。1回4000円前後でできると思う(新規価格ならもう少し安いところもあるはず)。

 

そんなこんなで今年も後20日、無事に年越しできることを祈ります。

20210108花組公演中止

花組公演が中止になった。

はいからさんが通るアウグストゥス/CoolBeast!に続いて3作品連続での中止となり、観客等もショックだが、花組生の心情を思うと察するに余りある。特にれいちゃん(柚香光)は毎公演ご挨拶の度にそのことに触れなくてはならず、今回も再開すれば大千穐楽のご挨拶で話すことになるだろう。れいちゃんが、また公演中止のお詫び等を述べなければならないことがとても悲しい。「宝塚を愛するがお心が故に、皆様のお心が曇らないように(ニュアンス)」と以前のご挨拶(確かアウグストゥス)でも話していたけれど、柚香光という人は心の優しい人で、本当なら自分がトップになってから一度も完走できていないことを悔しがったり悲しんでもいいだろうに、観客や周囲のことを心配する言葉が先に出てくる。れいちゃんの舞台に対して、周囲に対して、観客に対して誠実であろうとする姿や言葉は素晴らしく、だから柚香光という人に惹かれるのだけど、今はその優しさで苦しんでいないか心配になる。今作は大劇場公演を完走し、ようやく全公演完走の兆しが見えてきたところでの急な中止となり、花組生のメンタルケアも心配なところである。いくらタカラジェンヌが清く正しく美しくても、花組が本公演をムラ・東宝ともに最後まで完走できたのは2年以上前(A Fairy Tale/シャルム!)というのは辛いものがある。タカラジェンヌタカラジェンヌでいられる時間は短い。有限の時間の中で2年というのはあまりにも大きい。

誰が悪いわけでもない。ただ新型コロナウイルスが悪いとしか言いようがない。それでもこの悔しさ悲しさをどこにぶつけたらいいのか、握りしめた手をほどけずにいる。

陽性と確認された方の早い回復と心身のフォローが十分になされること、そして公演再開、花組生の笑顔が見られることを心よりお祈り申し上げます。

 

2021年宝塚観劇総括

2021年 観劇した宝塚作品(配信含む)

花組『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』(配信)

宙組『アナスタシア』

月組『ダル・レークの恋』(配信)

雪組『f f f -フォルティッシッシモ-』~歓喜に歌え!~『シルクロード~盗賊と宝石~』

宙組『夢千鳥』(配信)

星組ロミオとジュリエット

雪組『ほんものの魔法使』

花組アウグストゥス-尊厳ある者-』『Cool Beast!!』

星組『マノン』

月組『桜嵐記(おうらんき)』『Dream Chaser』

花組『銀ちゃんの恋』~銀ちゃん、本日も反省の色なし~-つかこうへい作「蒲田行進曲」より-

花組『哀しみのコルドバ』『Cool Beast!!』(配信)

宙組シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』~サー・アーサー・コナン・ドイルの著したキャラクターに拠る~『Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』

月組『LOVE AND ALL THAT JAZZ』…ベルリンの冬、モントリオールの春…(配信)

雪組CITY HUNTER』-盗まれたXYZ-『Fire Fever!』(本公演は劇場で観劇、新人公演は配信視聴)

星組柳生忍法帖』『モアー・ダンディズム!』

 

大劇場公演は最低1回以上現地で見られたので嬉しい。去年はコロナで星組眩耀の谷のチケットが全部吹っ飛ぶという悲しい思いをしたので、劇場で観られる幸せを嚙み締めた一年だったように思います。配信のおかげで別箱公演もかなり見られました。新人公演もおうちで見られるなんて思ってもいなかった……ありがとうございます。どうしても都合がつかなくて見られなかった公演もあるのでそれらもいつか見られたらいいな。宙組プロミセスプロミセスだけはどうやっても見られなさそうなのが惜しいところではあります……海外µの宿命とはいえ、配信なし・スカステ放送なし・円盤化なしとなると、後から興味を持ってもハードル爆上がりで難しい。チケットが取れれば見たかった。がしかし友の会はお友達になってくれなかった。

一番通ったのは雪組シティーハンター。サイトー先生の脚本演出に色々思うところはあったものの、公演期間に自分の誕生日があったので誕生日祝いだと理由をつけて回数増やしました(だって絶対あーさの誕生日アドリブが入ると思ったのでどうしても見たくて……)。男性キャラクター、特に冴羽獠のセクハラ行為にはげっとなる部分もあるのですが、私の場合は原作読んでないのと、90年代生まれで作品の時代を知らず、「令和の演出としてはアウトだけどサイトー先生は原作愛が強すぎてとにかく原作を忠実に再現したんだろうな……?」と思うことでなんとか見られた気がします。作品自体は面白かったし、要素を詰め込んだために展開が早かったので、セクハラ描写に疑問を抱いてもすぐ次の場面に切り替わってよく考える時間がなかったので誤魔化された気がする。というか原作を尊重するのは大切だけれど令和に上演するならもっといい演出は絶対にあったと思う。しかし時代に合わせたブラッシュアップが正直一番期待できないのがサイトー先生なのか、という諦念もちょっとある(今年の公演ではないけど恋スルARENAとかNOW! ZOOM ME!!の演出もちょっとねえええ)。

自分比で一番チケットが取れなかった大劇場公演は宙組ホムシュー。東宝組なのもあるけれどびっくりするくらい取れなかった。ムラでの評判が良かったので西の方も追いチケ遠征したのかな?と思いました。実際見たらホームズは生田先生の原作への崇拝が活かされていたし、デリシューは中毒性があって本当にチケットがあるなら追加してもっと見たかった……!宝塚には夢を見に行くわけですが、圧倒的な美しい夢を見せてくれる45分間でした。パステルカラーの夢に包まれる喜びよ。あの夢の空間が期間限定で二度と再演されないものであることがつくづく惜しい。

別箱公演は神奈川KAAT公演が多かったので天井席だけど観劇できたものが幾つか。あーさの『ほんものの魔法使』が一番印象深い(初めてKAATで観劇したというのもある)3階席の手すりに視界を阻まれながら必死にオペラグラスで演者の顔を追っていました。噂のブリリアよりはずっといいのだろうけど、KAATも手すりの高さが結構厳しい。

 

以下各公演の簡単な感想。ざっくりと!

花組ナイワ:ほんっとヘタレなダメ男を演じさせるとれいちゃんは天才ですね(もちろん褒め言葉として)。いくら顔が良くても結婚離婚繰り返すマザコン男なんて現実に居たら論外of論外ですが、舞台の上でれいちゃんが演じるとそれすら愛らしく見えてしまうから素晴らしい。あきらクッキーも素敵だった。くまちゃん背負う二番手スター。音くりちゃんジェニーと飛龍くんドゥークのコンビも大好き。音くりちゃんはどんなお役でも素敵ですね。冒頭で出てきたときに普段の可愛らしい音くりちゃんとは全然印象が違ったので一瞬誰かと思いました。それだけ役作りに長けた人なのだなと思います。個人的には一番素敵な華ちゃんが見られた公演でした。

宙組アナスタシア:ディミトリとアーニャが幸せであらんことを。ウラドおじちゃんとリリーの駆け引きに注目してた気がします。海外µの宿命というべきか、お役が少ないのが惜しい。割と大千穐楽近くに見たのですが、まどちが通常以上にめちゃめちゃ早口でどうした?と思ったのを妙に覚えています。ロマノフ王朝時代のドレスが煌びやかでした。寒い地域のドレスなのでドレスもケープのような腕を覆うデザインになっているのかな。じゅりちゃん少女アナスタシアの可愛さよ。男役群舞のロシア風赤黒衣装と振付が格好良かった(上衣はルパシカ風?ルパシカでいいのか自信がなくなったのでロシア風、としておく)。

月組ダルレーク:これまで見られなかった別箱公演がおうちでも見られるようになりました。ネット配信万歳。関連する全方面にありがとうございます。れいうみの大人っぽさがこの作品と合っていて、しっとりと美しくて。うみちゃんカマラの放つ台詞が実に刺さる。「あなたではなく、あなたの軍服を見ていたのです」れいこさんラッチマンの台詞も鮮烈。この作品は予習せず、何も知らずに見た方がより印象深く残る気がする。結末もめでたしめでたしで終わらない、大人な作品でした。おだちんは研いくつだ?とつくづく思いました。

雪組fff:この作品が今年の公演だったことが信じられない……遠い昔のことのようです。だいきほを最後にこの目で耳で見られてよかった。この作品は感想を書き始めると長くなりそうなのでまずは簡潔に。後で余裕があったらもう少し書きたい。途中緊急事態宣言が出ていたこともあって、劇場に足を運ぶたびにもうこれが最後かもしれない、と毎回思っていました。ただ見るだけの私ですらこうだったのに、出演する側はどれだけの思いだったでしょうか。大千穐楽を迎えられて本当によかった。

謎の女(真彩)の歌声?声?音?はどこから降ってくるのでしょう。人間が出している声だけれど、人ならざる者の声だった。劇場で聞きながらこれは本当に目の前の人が出している声なのだろうかと耳を疑いました。正面から聞こえるというより天井から降ってくるような感覚でした。

ifを考えるのが良いことかわかりませんが、この作品で新人公演があったら誰が主役の座を射止めたのでしょうね。あったなら主役はあみちゃん(彩海せら)かな、と思いながら本公演を見ていました。青年ルートヴィヒはこの人が成長してだいもんルートヴィヒになったのだという説得力がありました。ヒロインは……真彩ちゃんについて学ぶことができる最後の機会でしたから、はおりん(羽織夕夏)かありすちゃん(有栖妃華)だったらよかったのにな(願望)。そして噂のかせきょーくんを認識した。楽団員の集団にいてもわかる。つええ。

ショーは大世界がもう一度見たい。中央では真彩ちゃんが歌姫従えて歌っているし、左右では男役群舞が格好良すぎてどれを見るか毎回悩んでいるうちに場面が終わってた。目が足りなかった。目が10個くらいに増えたら自力ですべて見られたかもしれないけどそんなことはできないので、全方位からのマルチアングル付き映像で見たい。

宙組夢千鳥:無観客故に、本来なら拍手が入る場面でも無言無音の配信を見るのは苦しかった。けれど配信であってもこの作品を見られてよかった。ソラカズキ夢二の退廃の美、じゅりちゃん他万喜が見せるぞっとするほどの美しさ。全員良かったけれど、主役とヒロインの2人が圧倒的で、台詞の応酬に愛憎入り混じった愛が際立って凄かった。演出の栗田先生はこれがバウ公演デビューでした。来年ずんちゃん(桜木みなと)の東上公演を担当されることが決まりましたのでこちらも楽しみ。

星組ロミジュリ:初めてロミジュリを見た。B日程の愛ちゃんの死がとんでもないオペラ泥棒でした。上手の端に居ても舞台奥の暗がりにいても全部愛ちゃんの死にロックオン。ダイ○ンなんか目じゃないくらいの吸引力。あれは劇場で見られなかったら相当後悔したと思うので見られてよかった。元々は別箱公演だったこともあってお役が少なく、活躍の場が限られることに勿体なさを感じるけれど、ストーリーとしては面白いので再演を望む声が多いのもわかる。この作品は普段お友達になってくれない友の会が珍しくお友達になってくれたので幸運にも大千穐楽を見ました。大千穐楽では、ロミオとジュリエットが死んで、最後のモンタギュー家とキャピュレット家が入り混じって並ぶ場面で、この作品で退団されたまめちゃん(桜庭舞)が美しい涙を流していたのが印象的でした。どうされているのかなあと思い検索したら、先日からインスタ始めてらした。幸せそうなまめちゃんが見られてよかった!

雪組ほんまほ:あーさ東上公演おめでとう!寓話的な要素のあるオリジナル作品ということでタカラヅカの王道とは少し違っており、ただ演じるだけでは魅力が伝わり切らず難しかったと思うのですが、この作品を魅力あるものとして輝かせ、演じ切ったあーさとひまりちゃんに拍手を。お衣装がすべて素敵で印象的でした(加藤真美先生が担当だったとのこと)。ブラウンベースのアダムとジェインが着ていた燕尾とドレスが特に素敵。タカラジェンヌはパーソナルカラーとか関係なくどんな色でも着こなしちゃいますけど、今回は特にあーさによく似合う色合いで構成された衣装が多かったように思います。ファンタジーは中々企画が通らず、キムシン先生が長年構想を温めてきた作品とのことでしたが、私はファンタジー大好き人間なのでおとぎ話のような作品が嫌いな訳がなかった。原作も読みましたが、アダムの立ち位置等々含めてキリスト教的だなあと思う。解釈を深めるためにキリスト教の基礎知識が欲しい。別箱公演はこれまで殆ど見たことがなかったので、人数が少ない分、下級生を見る楽しみもあって面白いなーと思った。

花組アウグストゥス:大劇場の千穐楽が無観客公演となったのがつらい。タカラジェンヌは誰も悪くない、ただただ感染症の流行状況とそれに対する措置に従ったまで。それでも満員の拍手に包まれて大劇場を旅立ってほしかったと思わずにはいられない。クールビーストで格好良いあきらが見られてよかった。お芝居はすみませんノットフォーミーでした……トップ娘役と二番手の退団公演だったのでもっと楽しいお話が見たかったよう。二人とも死んじゃうし。元老院議員の新公主演組なんて中盤で皆まとめて死!でどうすんのよ?!と内心思いました。その後は亡霊か怨霊的な存在になって出てきてたけど、あれだけのメンバーを活かしきれてなくて見ていてじれったかった。アントニウスは一兵卒からのし上がったというところに、紆余曲折ありつつも最終的に二番手スターになったあきらの経歴を重ねた宛て書きなのはわかりましたが、最後の公演で苦しんで死ぬ姿を見たいかといわれるとNOである。正直、異人たちのルネサンスぴんとこなかったので多分田淵先生の作品と相性が良くないのかもしれない。

ショーはポルノのジョバイロに乗せて輝くあきらが美しかった。最後まで美しい、観客の心を奪う花男でした。OGになってから少し髪が伸びて美しいお姉さまになったのも美しくて大好きーー。ああいうお顔に弱い自覚はある。同じくポルノグラフィティの狼に乗せたれいまいお肉対決も大好き、巨大骨付きお肉がよく似合うトップスターというのも稀有なのでは。れいちゃんがマイティーに見せるやんちゃなにやっとした笑みに、お互いの信頼が表れているように思えて目で追ってしまいます。そして美穂×音の美声デュエットは何度でも聞きたいです。ぜひまた別の公演でもデュエットしていただけないでしょうか。

星組マノン:愛ちゃん東上。クラシックな作品が似合うなあ、と。天飛レスコーは大きいお役ながら悪いチャラ男がそこにいて目を惹きました。歌が上手いと思うと夕陽真輝くんでした。

月組桜嵐記:珠城りょうという人は上田先生にとってのミューズでした。さくらちゃんの弁内侍が実に愛らしくて、無骨な珠城正行とお似合いのカップルでした。桜舞う中、正行の「美しい春よのう」に「はい……!」のひとことですべてを伝える弁内侍に胸がギュッとなる。男役が女性役を演じるのは宝塚ではままあることですが、この作品では娘役が男性の役を演じていた。ウエクミ先生なりの宝塚へのアンチテーゼなのだろうか。月組は上級生から下級生まで芝居上手が多すぎて目が足りません。組長・副組長の老年時代コンビ、紫門さんの高師直、華蘭さんのジンベエ、まゆぽん(輝月ゆうま)の楠木正成、るねぴ(夢奈瑠音)の北畠顕家、おはねちゃん(きよら羽龍)の少女時代の弁内侍……書ききれないですね。そしてさち花さん・はーちゃん・蘭世ちゃんの湯殿シーンは凄かった。人の世は苦界である。

花組銀ちゃん:マイティー東上おめでとう。電飾でギラギラピカピカのお衣装すら着こなしてみせる、それがタカラジェンヌ。飛龍くんは何演じても魅力的……。星空美咲ちゃんの舞台度胸よ!ぶっとんだ玉美の糸ちゃんと、ジミーの侑輝大弥君が気になる公演でした。

花組コルドバ:エル・アモールの柚香・星風・永久輝・音の4重奏(と呼んでいいのだろうか)が印象に残る。ショーはいなくなった人の分、下級生が繰り上がっていて、寂しくなると同時に新しい輝きを目にする喜びがある。

宙組ホムシュー:先に大まかな感想書いちゃった。ほんとチケットが取れない公演でした。デリシューをもう一度見たい。プロローグで大階段からぶわーっと降りてくるのは夢の始まりという感じで大好きです。潤花ちゃんのそこにいるだけでぱっと華やぐ笑顔は凄い。宙組で真風と組ませようと考えた劇団の判断もすごい。どの場面も素敵すぎて言葉にしてたら切りがない。音楽配信のプレビュー聞いたらクレープ伯爵の自己紹介が記憶している東宝公演と全然違うんだがどういうことだ。すんごく力強い自己紹介だね……?東宝はこんなゴリゴリじゃなかったはず。記憶違いだったらごめん。このショーは視覚的に楽しむ要素が多かったのでCDはなくてもいいかなあと思ってたけどCD欲しくなるなあ。

月組おだバウ(何と略すのか):芝居の人ここにあり。最後の山越えとかは若干脚本に怪しさを感じなくもないですが、おだちんの力でねじ伏せた感。おはねちゃんのホヨホトが美しかった。娘役の高音域はどこまでも高く……。

雪組シティーハンター:これも先ほど感想書いたので短めに……と思いつつ、これが一番通ったので記憶がよく残ってる。叶ゆうり氏の勇梨のハイヒールは何㎝だったのでしょう。目測で7㎝は余裕であったと思うのだけど、あれ履いておかみさん背負って細い銀橋を疾走できるってよっぽど体幹が強いのだろうなと。

Twitter等で事前に知っていたけれど、Firefiver!のパレードであーさが二番手の羽根背負って降りてきたのを見た瞬間がぐっときました。ドンジョバンニはムラ公演では演出が違ったようで、実際に目にしていないので詳細は避けますが、東宝公演では演出変更されていたので助かった(事前に聞いてたムラ公演バージョンのままだったら頭抱えながら見てたと思う)。若手ダンス選抜シーンは娘役だと希々良ちゃんがアピール上手で強かった。彼女はゆきちゃん(仙名彩世)みがあって気になります。はいちゃん(眞ノ宮るい)はどこにいても気になる。はいちゃんは色香がとんでもない(語彙力皆無)。男女カップルになっての群舞では上手端にいましたが、とんでもなくアダルトな雰囲気駄々洩れで目が離せなかった。そもそも男役群舞がとてもとても良い。大階段に並んで踊りながら、久城・諏訪で歌うのが最高。今年一番好きな男役群舞だった。

星組柳生:愛ちゃん退団。礼真琴氏はどうしてあんなに安定して低音が出るんでしょう。アルトというかもはやテノールの領域では?お芝居は天丸役の瑠璃花夏ちゃんの演技が良くて新公ヒロイン抜擢も納得でした。下級生で抜擢されるのはダンスが多く、お芝居で光る下級生というのはあまり多くないように思うので、今後どのように成長していかれるのか気になる。ショーは岡田先生のゆったりしたテンポを久しぶりに味わって楽しい。星組は超絶熱血体育会系で群舞でも銀橋でもどこでも上級生から下級生まで俺を見ろ!!!と言わんばかりにギラッギラしてる印象があるけれど、こういうクラシカルなショーも映えるギャップが面白いと思う。ショーは愛ちゃんが美しく格好良く、慈愛に満ちた微笑みを浮かべているように見えたのが印象的でした。

 

超駆け足だけれどギリギリ年内に感想まとめられたぞ。来年もよき宝塚観劇ができますように。皆様よいお年をお迎えください。

2021/7/29きいちゃんインスタライブ紹介アイテム

2021/7/29の真彩希帆さんインスタライブで紹介されたアイテムのメモです

リアタイ視聴しながら自分用メモとして検索していたので色番等が合っているかはご自身でご確認ください。間違っていたらすみません

ちなみに真彩ちゃんはパーソナルカラー:スプリング、骨格ナチュラルとのこと

 

化粧下地

ロコベースリペアクリーム

www.daiichisankyo-hc.co.jp

 

香水類

ルラボ アンブレット

www.lelabofragrances.jp

Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン) ブルームズベリー セット レザー & アルテミシア コロン※限定品

www.cosme.net

EDIT(h) ローズモヒート

edith.shop-pro.jp

hibi レギュラーボックス  レモングラス(専用マット付)※お香スティック

store.shopping.yahoo.co.jp

SHIRO サボン 練り香水

shiro-shiro.jp

エタ リーブル ド オランジェ

※品名紹介がなかったため香りは推定

noseshop.jp

 

メイク

SK2をライン使い ※VOCEインタビューで言及あり

i-voce.jp

SK-II / アトモスフィア CC クリーム

www.sk-ii.jp

CLIO(クリオ) プロシングルシャドウ アイシャドウ G10 Pearlfection(パールフェクション)

www.cosme.net

エスポワール ウォータースプラッシュシカトーンアップクリーム

www.amazon.co.jp

CLINIQUE(クリニーク)
チーク ポップ 22 ポピー ポップ ※限定品

www.cosme.net

Chacott COSMETICS [チャコットコスメティクス]
ブラッシュアップアイブロウ ※色番不明

shop.chacott.co.jp

舞台化粧用としてMACのファンデーション?コンシーラー?の紹介あり

(品名不明ですが形状から恐らくスタジオ フィニッシュ コンシーラー)

色番はNW25との発言有

www.maccosmetics.jp

 

そのほか

ボディーソープ代わりに牛乳石鹼(今使っているのは赤、でも赤青どちらも使うとのこと)

 

浴衣姿素敵でした!

眼鏡作成レポ

眼鏡作成レポ

色々なレポを読むのが好きなのですが、眼鏡を作ってみたレポが意外となかったので備忘録を兼ねて残しておく。


眼鏡歴:小学校の途中からずっと(15年くらい)。基本朝から晩まで眼鏡。
度数:左右どちらも強度近視(-8.00Dくらい)。乱視なし。

使っていた眼鏡のレンズがそろそろキズ汚れ目立つようになってきたので買い替え。こんなご時世なので近隣に店舗があり、ご予算の都合もありレンズ付きセット価格の明朗会計かつ超薄型レンズが追加料金なしで選べるお店を探しました。たまたまこの辺りの条件満たしてたのが眼鏡市場でした。
個人店とか高級店もいいんでしょうが、フレームだけで数万円するのにレンズでまた数万円となるとお財布が痛い。HP上にもレンズの詳細が載ってないことが多く、超薄型レンズにするにはご予算どれくらい握りしめていけばいいのか分からないのも怖いのでセット付き価格万歳です。
今回は強度近視向けという売り文句に惹かれてSieben(ズィーベン)にしました。

眼鏡市場HPによるとSiebenは下記のようなブランドだそうで(以下HPより引用)

◆ Sieben(ズィーベン) ◆
ドイツ語で数字の「7」を意味する「Sieben」。フレームに施された「強度近視のための7つのこだわり」を表しています。7つのこだわりで、強度近視の方に最高のメガネを提供します。

①「レンズシェイプ」 レンズが薄く仕上がる玉型デザイン
②「クランク設計」 自然なヨロイの張り出しと適切なモダン間距離
③「吊り下げ式クリングス」 適切なパッド位置、レンズに干渉しないクリングス
④「特殊なパッド」 鼻にかかる負荷を軽減
⑤「バランサーモダン」 フレームの重量バランスを考慮
⑥「リム形状」 レンズの厚みが気にならない強度用リム
⑦「部分ロー付け強度強化」 各部品のロー付け面積を大きくし、強度を確保

onlineshop.meganeichiba.jp

小学校から眼鏡ユーザーなので目が悪いのは諦めてるけど-7.00D超えたあたりから瓶底眼鏡感がマシマシになりまして……正面から見た時の輪郭の凹みや、レンズの縁が渦巻いてるのが気になり、少しでも軽減されないかなーと思ってセレクト。しかし度数的には強度近視の範疇のはずなんですが、眼科や眼鏡屋行くと言うほど強くないですよ〜なんて言われるので強度近視の基準が分からん。
まずフレームを手に取ってみた印象は、小さい!一般的なフレームと並べてみると一回り以上小さく見える。大顔な人間でもいけるだろうか……と緊張しつつかけてみると意外といける。幅も細部の工夫があるのか、きつくは感じない。もしゆったりした掛け心地が好みならメンズモデルでもいいかもしれない。このシリーズはメンズモデルでもユニセックスなデザインなので。さて、とにかくレンズ(玉型)がちっちゃーい!玉型を小さくすれば歪みや渦、重さを軽減できるので強度近視向けを謳うモデルでレンズを小さくするのはまあそうですよねーとはなるのだけど、現物見てみると本当に小さくて驚く。あとリム自体に厚みがある。通常モデルとの差は1ミリとか0.何ミリの世界なんだろうけど、度が強いレンズを入れてみるとこの差が地味に効く。度が強くてもリムからレンズがはみ出さない眼鏡をかけたいという夢を叶えてくれる。実際には-8.50Dで内側は余裕、外側がリムぎりぎりくらいの厚みになりました。
完成した眼鏡をかけてみた感想として、玉型が小さい分輪郭の凹みは目立ちにくくなった。歪んで見えやすい角度から見れば凹みがあるのはレンズの原理上もうどうしようもない。強度数ほど輪郭歪む問題は速攻解決されて欲しいけど悲しいことに現代技術では玉型を小さくするくらいしか対処法がない。もはや科学の発展を祈るしかない。デメリットとして、玉型が小さくなった代償に横、斜め上下の視界が狭まったので視野を広く保ちたい人には微妙かと。走ったり視界がぶれる動きをする場合は玉型が大きい方が見やすい気はする。

一長一短あるけど、強度近視の悩みになりがちな輪郭の歪みや眼鏡の重さに対しては一つの改善案を示すフレームだと思います。

 

レンズは1.74プラスチック超薄型非球面レンズにオプションのスクラッチシールド(追加料金3,000円)を追加し、レンズはアンテリオール1.74ASというのになりました。

見え方は特に不満なし。ただ反射光が強い。蛍光灯に当たるとそこが青く光るのでアップで写真撮ったりすると目立つかもしれない。ブルーライトカットレンズはレンズ全体が青っぽくなるのに対し、このレンズはスポット的に青く見える気がする。

 

2022.5.15追記 半年少々使ってみての感想

玉型が小さくなったので視界の狭さを感じるかなと思っていたのですが、日常生活に特に支障はなし。正面ばかり見ているのと、単純に慣れたのもあると思う。

ただし玉型が小さいので、眼鏡が少しでもずれると気になる。ずり下がっては顔に押し付けちゃうからか鼻に跡がつきがち。

かけ心地が気になって以前より頻繁に調整お願いしているような気がする。調整に行くこと自体は生活圏内に店舗があるので問題ないのですが、調整をお願いしに行くとほぼ必ず曇り止めや小物のご案内をされるのでそれを断るのがちょっと面倒&申し訳ない。たぶん調整を依頼されたら販促かけるように決められているのだろうとは思うけど、曇り止め等々は自宅にあるので追加で買うというのも気が進まなくて……いっそそれなら手間賃取ってくれた方が気が楽。そして調整の技術は個人差が結構あり、過去に眼鏡を作成した他店の方が上手だったかな、と感じることがある。上手な方は上手なんですが、たまにうーんこんなものかな、となる。よって眼鏡には不満はないけれど、次作るときは他店で小さめのフレームを試してみたい、という感想に至る。毎日使うものなのでどこまでも欲が出てきて難しいな。