2026前半に観たもの

2026年1~9月に観劇した作品

 

宝塚歌劇団

雪組『ボーブランメル』『Prayer』東京宝塚劇場

月組『雨にじむ渤海(パレ)』ライブ配信

星組『恋する天動説』『DYNAMIC NOVA』東京宝塚劇場

雪組『波うららかに、めおと日和』梅田芸術劇場メインホール

雪組『DayDreamDali』ライブ配信

花組『蒼月抄』『EL DESEO』東京宝塚劇場

月組『RYOFU』『水晶宮殿』東京宝塚劇場

雪組『ポーの一族』宝塚大劇場・東京宝塚劇場

花組『赤と黒』宝塚バウホール

月組『NINE』東急シアターオーブ

 

『ボーブランメル』は生田先生の癖が随所に詰め込まれていて見ていて楽しい。ダンディズムの祖を朝美さんに演じてほしい……!という想いが形になったのが今作かと思いますが、これがまあ大変によく似合うこと。ギラギラした目で下剋上を狙うのは朝美さんの十八番ですね。『Prayer』は雪組をよく知る中村一徳先生によるショー。人海戦術で銀橋もガンガン渡るし上級生から下級生まで出番が多くて大好きです。芝居もショーも夢白ちゃんが実に美しく輝いていた。ご結婚おめでとうございます。

 

『波うららかに、めおと日和』音彩ちゃんのトップ娘役プレお披露目公演でした。新婚さんのラブラブコメディ、かわいい…………………!!!もだもだしながらも体当たりで瀧昌様との関係性を深めていくなつ美ちゃんの何て可愛らしいこと。一生懸命さがトップ娘役就任したての音彩ちゃんにマッチしていて、トップ娘役プレお披露目としてもとてもいい作品だったなと思います。朝美瀧昌様の軍服姿は美麗で大変よくお似合いでした。朝美さんは衣装を着こなすための努力を惜しまない人だよなぁ。瀧昌様は言葉は少なくとも、誠実になつ美さんに向き合って夫婦になっていく過程が見えたのがよかった。

 

私を宝塚の沼に落とした『ポーの一族』の再演が発表され、とてもドキドキしながら開幕を待っていましたが、花組版とは違ったポーの一族の世界が作り上げられていて素晴らしかったです。ストーリーの大枠は同じなのに、花組版は耽美さ、雪組版は人間(ヴァンパネラ?)ドラマが印象に残る。朝美エドガーを観られて大変に幸せです。来月には終わってしまうのが心底惜しまれる。

雪組ポーの一族配役予想

※原作あり、再演なのでネタバレも何もないと思いますが、原作未読&初演未見の方はご注意ください

 

現時点で主な配役の5名は発表済(以下敬称略)

エドガー:朝美絢

メリーベル:音彩唯

ポーツネル男爵:瀬央ゆりあ

シーラ・ポーツネル男爵夫人:小桜ほのか

アラン:縣千

 

花組版ではトップ娘役がシーラを演じましたが、雪組版はメリーベルを演じることが決定。花組版とは演出脚本構成も結構変わることが予測され、配役の比重も変わるでしょうけど、配役妄想としてお許しいただきたい。

 

ポーツネル男爵&シーラが主な配役に入っているので、脚本演出は多少変われど主なストーリーとしては初演と同様に『ポーの一族』1~2巻あたりをやるのかなと(3巻以降は回想以外で男爵夫妻が出ないので)。

トップ娘役がメリーベルを演じることを考えると、メリーベルが出てこない「小鳥の巣」はあまりやらなさそう?一本ものなので全くやらないということはないだろうけど、メインはエドガーとメリーベル両名が出てくる話の比率が上がるだろうな。

原作1~2巻の内容をやるなら美穂姉さまは老ハンナかな。奏乃さんは朗らかなカスター先生が似合うだろうけど、大老ポーの可能性もあるか。透真さんが大老ポーを演じても似合いそう(しかし大老ポーは今やってる『Day Dream Dali』の聖アントワーヌと雰囲気が似るので避けるかしら?)

 

今回もし「メリーベルと銀のばら」のあたりをやるならマドンナも出てくるかなぁ……と思いつつ、娘役は個人的願望では

ジェイン:華純沙那、マーゴット:星沢ありさ、ディリー:音綺みあ

更に超個人的願望として、花組版の配役には乗ってないけどホテルのメイド(花組版:舞空瞳)を星美音ちゃんにやってほしい ひっとんが最下級生の頃にやったお役なんですが、メイド服姿がかわいいので……!

「メリーベルと銀のばら」をやるならユーシスとオズワルドも出ますよね

憂いを帯びたユーシスは律希奏くん

 

20260929

見返したら割と当たってて驚き

実際の配役は美穂さんブラヴァツキー、透真さん老ハンナ、ホテルのメイドは杏麗奈ちゃんでした。

2025年の観劇記録

2025年の観劇記録を書き忘れていたので今更書く

公演名の後ろの()は観劇した劇場名

 

花組 ファンタジー・ホラロマン『エンジェリックライ』レヴュー グロリア『Jubilee(ジュビリー)』(東京宝塚劇場)

雪組 西洋奇譚『FORMOSA!!(フォルモサ)』-空想世界の歩き方-(KAAT)

月組 ミュージカル・クエスト『ゴールデン・リバティ』Takarazuka Spectacular『PHOENIX RISING(フェニックス・ライジング)』-IN THE MOONLIGHT-(東京宝塚劇場)

雪組 ミュージカル『ROBIN THE HERO』ファンタスティック・ショー『オーヴァチュア!』(宝塚大劇場・東京宝塚劇場、ライブ配信で宝塚千穐楽、新人公演、大千穐楽)

雪組 AYA祭り!(ライブ配信)

月組 王朝ロマン『花の業平』~忍ぶの乱れ~Takarazuka Spectacular『PHOENIX RISING(フェニックス・ライジング)』-IN THE MOONLIGHT-(ライブ配信)

星組 ミュージカル『阿修羅城の瞳』ファンタジック・タペストリー『エスペラント!』(宝塚大劇場・東京宝塚劇場、ライブ配信で大千穐楽)

月組公演 『Twinkle Moon』(宝塚バウホール)

月組 三井住友VISAカード ミュージカル『GUYS AND DOLLS』(宝塚大劇場・東京宝塚劇場)

雪組 ミュージカル『An American in Paris(パリのアメリカ人)』(御園座、ライブ配信)

花組 ミュージカル・ロマン『悪魔城ドラキュラ』~月下の覚醒~Romantic Revue
『愛, Love Revue!』(東京宝塚劇場)

星組 ミュージカル・プレイ『ダンサ セレナータ』カルナバル・ファンタジア『Tiara Azul -Destino-(ティアラ・アスール ディスティーノ)II』(市川文化会館)

星組 ミュージカル・ヘリテージ『アレクサンダー』-天上の王国-(東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場))

雪組 ミュージカル・ロマン『ボー・ブランメル~美しすぎた男~』プレジャー・ステージ『Prayer~祈り~』(宝塚大劇場、ライブ配信で宝塚千穐楽)

 

宝塚以外は『OSK夏のおどり』と『エリザベート』を観ました。

エリザは望海シシィ@オーブ。

2024観劇記録

総括:今年も楽しく観劇できたのでよかった。

 

2024年に観劇した宝塚歌劇団の公演は以下のとおり

雪組 ボイルドドイルオンザトイルトレイル

星組 RRR

第110期生文化祭

花組 アルカンシェル

雪組 仮面のロマネスク

星組 BIG FISH

月組 Eternal Voice

雪組 ベルサイユのばら

星組 記憶にございません!

雪組 愛の不時着

 

宝塚友の会(宝塚Webチケットサービス)で取れたチケットでは珍しいところだと第110期生文化祭が取れました(縁故とかなくても友の会抽選で取れるんだ……とびっくりした)

SS席は花組『エンジェリックライ』の東京宝塚劇場公演が取れましたが、それ以外は友の会では全然……友の会ステイタスをこれ以上上げるのは難しそうなので徳を積むしかない。

東京の2次抽選は基本的にB席を12公演申し込むことが多いので1回くらいは取れることが多いかなーという感じでしたが、星組『記憶にございません!』は全然ダメでした(星組大人気なのと舞空瞳さんの退団公演だったのが大きかったかな)。なんとかカード会社貸切の先着をもぎ取り1回だけ見られました。星組『RRR』は友達が興味を持ってたのでダメ元のS席2枚で申込してみたら前方席が来たので運が良かった。コロナ禍では複数公演当選することもありましたが、最近は1公演当たるかどうかでコロナ前の当選確率に戻りつつあるかな。

本公演は1回くらいはチケット取れるんですが別箱の方が難しい時もあるよなぁと思います。雪組全国ツアー公演『仮面のロマネスク/Gato Bonito!!』は自分のスケジュールと相談しつつ、静岡・梅芸・川越・愛知と4か所申し込んで全部落選。ご縁あって愛知芸術劇場公演を観られたので良かったものの、SNSを眺めれば全力でチケ取りして全国各地へガンガン行く方もおり、正直、別箱全通してたり複数回観劇している人を見ると羨ましくなることもあるんですけど、そういう方はリモートやスケジュール調整がしやすい職業だったり、観劇に全振りするために趣味に理解のある職場へ転職している方もいるので前提条件が違うんですよね。仕事や私生活と観劇のバランスを考慮しつつどこまでチケット取りに力を入れるかは来年の課題になりそうです。マイペース、程々で行こうと思います。

外部では『モーツァルト!』と『キャッチミーイフユーキャンゲットイット』を観劇。真彩ちゃんのダンスはやめられないを聞けたので悔いはない。

 

来年も楽しく元気に観劇できることを目標にしたい。

6月の記録(その2):20240613蒼波黎也さん新人公演主演発表

6月の記録を7月になってから放出する筆不精その2

 

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20240613蒼波黎也さん新人公演主演発表

白綺華さんの初ヒロインとともにヅカオタ各位にサプライズ、驚きをもたらしたこの発表、嬉しい驚きでした!

研7ラストチャンスにして初の新公主演!雪組だと99期諏訪さきさん以来のラスチャン初新公主演ですね

しかも蒼波さんはこれまでの新人公演では2・3番手格の大きい役を演じたことがなく(本役諏訪さんが2回)、現在研7の雪組104期生は『ベルサイユのばら』が最後の新人公演で、なおかつ蒼波さんは新公長の期の長(組内成績1番)なので新公チームの取りまとめやカーテンコールでのご挨拶など通常の新人公演より仕事も多く、さらに本公演はトップスターの退団公演……雪組といえば将来有望な御曹司に新人公演主演経験を複数回積ませるのが路線候補育成の定番という組(いわゆる一人っ子政策)、決して追い風が吹いているとは言い難い状況の中での新人公演主演への大抜擢、これぞタカラヅカドリームと言えるのでは…………もしかしたら一人のタカラジェンヌの人生が変わる瞬間を見ているのかもしれません。

今回は新公長の長としての業務だけでも忙しいのに主演となれば出番、台詞、振付、歌、衣装替え、どれも莫大な量となり稽古も相当大変なのは容易に予想できますが、これは蒼波黎也なら必ずやり遂げられる、きっと素晴らしい新人公演を作り上げるだろうという期待ゆえの大抜擢だと思います

(同じ雪組で研7ラストチャンスで新公主演を掴んだ諏訪さんはそれまでに2・3番手の役を複数回やってるんですよね……今回の蒼波さんのように新人公演で2・3番手の役を経ずに主演に抜擢された例ってかなり珍しいのでは……過去に同様の例があるか遡って探してみたら興味深いかもしれない)

 

なぜ今回の大抜擢が実現したか?雪組一人っ子政策からの脱却か?

雪組には2・3番手の役を務めて新公主演を期待されながらもできなかった実力者達が多くいるので、今回の大抜擢は「雪組らしくない」との感想もちらほら見かけました

近年では縣さんが複数回新公主演を務めた101期生はさておき、100・102・103期生のように新人公演で2・3番手の役をゲットしたものの最終的に新公主演は出なかった期と、今回の大抜擢の違いは?と言われたら、私は蒼波黎也さんが104期生というのが大きな理由かと考えます。

5組全体を見渡した時、100〜103期生は研6終了時までに期内で複数人の新人公演主演者が誕生しており、100、102、103期生にはトップ娘役もいました 。

ちなみに研6終了時点の新公主演者・トップ娘役は以下の通り

100期生

新公主演:聖乃、風間、極美(→研7で一之瀬が初主演予定であったが新人公演休止)

トップ娘役:星風、華

101期生

新公主演:鷹翔、縣、碧海、(礼華)

(※礼華は研6・2020年9月~2021年1月の『ピガール狂騒曲』で新公初主演予定であったが新人公演休止⇒研7になった2021年『桜嵐記』で初主演を果たした)

トップ娘役:なし

102期生

新公主演:彩海、天飛、風色(→研7で侑輝、咲城)

トップ娘役:舞空、潤
103期生

新公主演:亜音、希波(→研7で瑠皇)

トップ娘役:夢白

対して、104期生は研6終了時点で新公主演が1名のみ(花組 天城れいん)、トップ娘役もまだ誕生しておらず、他の期に比べて新公主演者が少ない状況にあります。

そこで5組全体で見た際の各期のバランス等を考慮し、研7ラストチャンスで新公主演者を増やしておきたいと考えた……というのはあり得るかと。背が高いので彩風さんの衣装も問題なく着られそうというのもアドバンテージになったかもしれないですね(雪組新公学年の中では一番長身のはず)

退団公演ということで雪組の大本命であろう華世京さんが新公主演するのではないかという声もありましたが、華世さんには別の作品で新公主演経験を重ねさせたかったのかなと推測します(まだ和物で新公主演していないので和物が来るのを待ってるとか?)

彼女は研5で既に新公主演2回やっていますので、新公主演回数を増やすより本公演での立ち位置を上げていくフェーズに入りつつあるのかもしれません。

 

あれこれ書いてたらその他の配役も出た

本役さんが専科の4名 (敬称略)

メルシー伯爵:霧乃 、グスタフ3世:絢月、モンゼット夫人:華純、ブイエ将軍:夢翔

芝居上手の霧乃くん、そしてブイエ将軍を任された夢翔くんがどのように演じるか楽しみです、絢月くんは107期生、下級生ながら専科さんの役がついてるんですね。華純さんは専科さんに芝居を学ぶいい機会かと。

モンゼット夫人&シッシーナ夫人に華純&麻花とは雪組の美人娘役を配置したなぁ〜〜 カロンヌ夫人は本役:愛すみれ、新公:愛陽みちとなりました。ともに歌上手なお二人なのでカロンヌ夫人は歌う役なのでしょう。ロザリー(本役:野々花ひまり)は音彩唯さんが。意外なことにこの組み合わせは初らしい。

アンドレは華世京さん。でしょうねー、新公の主な配役に名前がなかった時点でアンドレだろうなーと思ってた。本役が縣さんの役を演じるのは初かな?

そんな華世京さんが演じるベルナールの新人公演配役は苑利香輝さんと決定。えんりこ君は前回のフローズンホリデーのSFWBでも目立つ位置(舞台上部中央の装置が花開いた中にえんりこ君がずっと立ってた)にいましたし、遠くない未来に新公主演しそう。

ジャンヌ(本役:音彩唯)は瑞季せれなさん。ABMでODYSSEYの場面を踊っていたはず。海辺のストルーエンセの冒頭で歌っていたのも彼女かな。歌って踊れる娘役さんでしょうから新公が楽しみです。

全国ツアー公演で目立っていた音綺みあさんは女官長。新公で大きいお役に抜擢してくるかと思いましたが、本公演で最下級生で役がついたので今回は負担をかけすぎないようにしたのでしょうか。

今回は110期生が組回りを行うため、本公演には参加しますが新人公演には参加せず、109期生が最下級生のままということになりました。本公演→新人公演では人数がほぼ半減する上、通常の新人公演より1学年分人数が少ないので役に対して出演者が足りず、娘役が2〜3役掛け持ちするようです。衣装の早着替えなど大変だとは思いますが、色々なお役を演じて学ぶよい機会になりますように。

109期生男役の律希くんがジェローデル(本役:諏訪さき)、結翔くんが侍従長(本役:絢斗しおん)と小公子(本役:紀城ゆりや)の2役、2人とも新公主演経験者の役に配されたことに劇団からの期待を感じます。

……なんて書いてたら彩風さんディナーショーの出演者が発表されました。

出演者:縣、紗蘭、蒼波、華世

……男役のみ!背が高い男役ばかり!平均身長たっっか!!

これは『LAST MISSION』のタイトルにふさわしく、キメッキメで格好いいディナーショーになる予感。彩風咲奈×雪男×指田珠子の組み合わせがどのような化学反応を見せてくれるのか今から楽しみです。

縣くんと華世くんは彩風さんトップ時代に新人公演主演してきたお二人ですね。縣くんは最近の別箱公演だと朝美さんと組むことが多かったので彩風さんとは久しぶりかな。華世くんは憧れの人のディナーショーに出られるなんて最も成功した彩風咲奈激推しオタクではなかろうか……彩風さんに憧れてタカラジェンヌになり、首席入団を果たし、雪組に配属され、御曹司として抜擢され、彩風さんトップ時代に新公主演をし、ディナーショーにも出演…………こうやって書き出してみると漫画の世界か?ってくらい出来すぎた話に見えますね。ご本人の努力と運で掴み取ったタカラヅカドリームではあるんですが。凄い。

さらんへよこと紗蘭くんは朝美さんのお手伝いをしているのではなかっただろうか(GRAPHか何かでそんな記述を読んだ記憶がある) 新公を見るたびにいつもいい芝居をする男役さんだなぁと思っていたので今回のディナーショーで注目されたら嬉しい。少人数構成のディナーショーに出ることで注目度が上がる事例ってあると思うので……(私は真彩ちゃんミュサロがきっかけで一禾くんや壮海くんを認識して本公演でも見るようになったので)

そしてディナーショーにも蒼波くん来たか〜〜大抜擢続きの推し推しで大変有難い

しかし新公長の期の長、新公主演、東西公演の合間にディナーショー出演って超絶忙しそうだけど宝塚の働き方改革的には大丈夫なんだろうか……蒼波くん大抜擢は嬉しいけどそこが心配、雪組ベルばらは7〜10月の暑い時期の公演になるので健康に気をつけて頑張ってほしい……。

6月の記録:雪組次期トップスター発表

6/11に書き始めたのをほぼ1ヶ月経過してから公開する筆不精

日記というより散文

 

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2024年6月11日 雪組次期トップスター発表

ここ5年間、次期トップの発表は友引か大安だったので仏滅の今日ではないだろうと思っていた 青天の霹靂

昼休憩入ってスマホ見たら宝塚POCKETの通知「雪組 次期トップスターについて」どきりとしながら、予想通りだと信じながら、この目で見るまでは何も言えず急いでニュースをタップする

『この度、雪組 次期トップスターに朝美絢が決定しましたのでお知らせいたします。

なお、朝美絢の新トップスターとしてのお披露目公演は、2024年11月30日(土)に初日を迎える雪組 東京建物Brillia HALL公演『愛の不時着』となります。』

安堵と喜び、カウントダウンが始まった一抹の寂しさ

今日(6月11日)は朝美さんの誕生日(11月6日)を逆読みした日ですね 覚えやすくていい 11時の発表だったので令和6年6月11日11時発表、大変覚えやすい(午前中の発表って珍しい気がするのでゾロ目を狙ったのかな)

 

大劇場に朝美さんの開演アナウンスが響く日がすぐそこに来ている

大きな、ナイアガラ付きの大羽根を背負った姿を見られることが決まった日

シティーハンター/FireFiver!の初日、朝美さんが2番手羽根を背負ったという速報を見た日の胸の熱さを思い出している

 

トップスターになれるかは分からないと言われながらも己の力で高い山を登り続けた人

6月の梅雨入り前、心地良い、よい気候の日に発表された幸せを 夕方には風が吹き始めて涼しく、空には月が浮かんでいた

音楽学校入学首席として最初から注目されながらも入団時の成績は上位ではなく、それでも入団後に努力して組内成績を上げ(組替え後の雪組では組内1番)、

華やかな美貌で早くから注目されながらも将来のトップが確約された御曹司育ちではなく、下級生の頃から他の若手と競い合わされ、組替えも経験して、トップスターになるかは分からないと言われ続け、トップ確約の道を歩んできたわけではないけれど、一つひとつのチャンスに真摯に向かい合い、不断の努力で実績を積み重ね、謙虚に舞台に立ち続けた人がトップスターになること、こんなに嬉しいことはない。険しい道も風吹く日も歩み続けてきた本当に努力の人

どちらかと言えばダンスの抜擢が多かった下級生時代から、組替え最初の本公演『ひかりふる路』で観客を驚かせ、芝居に深みと広がりが出て、歌も上達し、トップ決定のニュースに”歌芝居ダンス三拍子取れたスター”と書いてもらえることがこんなに嬉しいとは

 

己の目指す道をずっと歩み続けてきた人、泥臭くもがいて足掻いても決して諦めなかった人、この人の舞台への愛と真心を信じたいと思わせてくれる人

 

私は朝美さんの舞台に立つ姿、公式な媒体で公開されている情報しか知ることはできない 朝美さんのことは舞台上の姿しか見ていない(見られない)のに信じたいと思うのは、役への向き合い方がひたすらに真摯で、上級生になってもひと公演ずつを大切に全力で取り組み、舞台の上に嘘偽りなく立っていると感じたから

芝居で演じていることはある種の嘘だけれど、その嘘を作り出している努力は真実

 

 

X(Twitter)で見て気がついたけど現行スケジュールならお披露目本公演は来春3月頃だから研16、ほぼ研17だろうに組内に同期が複数人いてくれるって割と珍しいのでは……雪組95期生みんな大好きなのでこれからも沢山同じ舞台に立つ姿を見られたらいいなぁ

そして雪組は上級生も多いのでトップスターになっても楽屋はまだ大部屋ですね※幹部部屋最下級生(久城さん)と大部屋最上級生(杏野さん)が94期

 

インスタで沢山のお祝いメッセージが溢れる中、雪組OGの下級生数名が朝美さんのことをお師匠様と称していた きっと現役時代に朝美さんのお手伝いをしていらしたんだろうなぁ 卒業してからも慕ってくれる後輩がいること、下級生から尊敬される上級生であることが朝美さんのお人柄を表しているようで できることなら組の雰囲気に大きく影響するトップスターは人格者であってほしいと思ってしまうオタク心 ……にしても上級生同期下級生、月組雪組他組問わず沢山の人がおめでとうおめでとうとお祝いしてくれている、愛されてるなぁ あーさちゃん、あーさくん、あさみちゃん、朝美さん……

 

トップスターになれば更に激務多忙になるだろうけど、美味しいものを沢山食べて笑ってしっかり寝られますように、雪組生全員が元気に舞台に立てますように

まずは明日から始まる『ベルサイユのばら』の幕が無事に上がりますように、最後まで走り抜けられますようにと祈っています

2023観劇記録

夏に書き始めた記事をようやく更新する遅筆っぷりよ。仕事が忙しくて癒しを求めた結果、この夏は観劇三昧でした。チケット代を計算するのが怖い。

 

宝塚歌劇団

(備考がないものはすべて東京宝塚劇場公演)

星組公演 『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』(新人公演も観劇)

雪組公演『海辺のストルーエンセ』

花組公演『うたかたの恋』『ENCHANTEMENT(アンシャントマン) -華麗なる香水(パルファン)-』(配信)

星組公演 『バレンシアの熱い花』『パッション・ダムール・アゲイン!』 (市川文化会館)

月組公演 『応天の門』『Deep Sea -海神たちのカルナバル-』 

宙組公演 『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』

雪組公演 『Lilac(ライラック)の夢路』『ジュエル・ド・パリ!!』

宙組公演 『大逆転裁判』(KAAT公演)

星組公演 『1789 -バスティーユの恋人たち-』

雪組公演 『愛するには短すぎる』『ジュエル・ド・パリ!!』(全国ツアー公演@神奈川)

雪組公演 『双曲線上のカルテ』(配信)

花組公演 『鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)』『GRAND MIRAGE!』 

月組公演 『フリューゲル -君がくれた翼-』『万華鏡百景色(ばんかきょうひゃくげしき)』 

花組公演 『BE SHINING!!』(昭和女子大学人見記念講堂)

雪組公演 『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』『FROZEN HOLIDAY(フローズン・ホリデイ)』(宝塚大劇場公演)

 

下記公演はチケットは取れていたものの公演中止のため観劇できず

宙組公演 『PAGAD(パガド)』『Sky Fantasy!』

 

宝塚以外

ミュージカル『ファントム』(東京国際フォーラム公演)

 

以下感想はスマホからメモを発掘できたものを載せておきます。観劇直後に書きなぐったものが多いので文法ぐちゃぐちゃなものも多いけどその時の衝動を残しておく……。

星組ディミトリ新人公演@東京

いい舞台を見た。舞台に立つ喜び、演じられる幸せが溢れた時間でした。技術的には荒削りだし、本公演には敵わない部分はもちろんあるんだけど、全身全霊で与えられた役に挑み、ぴかぴかキラキラと光るスターの輝きに胸がいっぱいになってしまった、
天飛くんが別格でした。新人公演卒業の時にこの目で見られてよかった。ディミトリとして生きていた。ふとした瞬間にああこれはきっと本役の礼さんから学んだのだろうな……と感じることが幾度もあり、天飛くんにとって礼さんが偉大な存在なのだろうなと思いました(終演後挨拶でも恐らく上手側にいた礼さんの方を向いてご挨拶されていましたね)。本当なら本公演→新人公演の順で観劇する予定が、公演中止のため新公を先に見ることになり、本役さんとの比較ができなかったのが惜しまれます。きっと礼さんから学んだことが沢山あると思うので…………。リラの木の下でルスダンを後ろから抱きしめる姿に包容力と深みを感じて、素敵な男役さんになられたなぁとしみじみ…………そしてこれからより美しく素晴らしい男役さんになられることでしょう。いつの日かセンターに立つ天飛くんを見るのが楽しみです。

 

雪組海辺のストルーエンセ

(ストルーエンセは現地観劇の前にライブ配信を見たのでその時書き殴ったコメントもあるけれど、あれは文章というよりTwitterに投稿するような短文と単語ばかりだったので、ここにはKAATで実際観劇した時のメモに少し補足したものを載せておく)

ヨハンにとってのフォレルスケッタは木琴の音なのか 突然のキスをしたあの瞬間抱いた感情 それを指田先生は描きたかったのかな
微笑むでも泣くでもなく、胸の中にあるのは困惑と微かな喜びか えもいわれぬ何か それこそがフォレルスケッタ

(Forelsket:カタカナで書くならフォレルスケッタ、またはフォレルスケットなど。意味は『誰かを好きになった時に感じるとても幸せなあの感じ』、『恋に落ちた時に感じる、言葉にできない程の幸福感』、『語れないほど幸福な恋におちている』など)

仮面舞踏会から金箔付き衣装に変わる 国を変えたい政権を取りたい王になりたい野望と欲望が表に出てきてしまった
逆にカロリーネは男装で何の汚れもない姿を見せる(その後情欲を知ってしまい、ピンクのドレスでは金箔付きになるわけですが、あの姿が一番王妃らしい格好で欲に塗れた王宮には似つかわしくあった)

ストルーエンセが男女問わず籠絡しても何も言われないし、王妃が男装しても否定されない(これは史実でカロリーネが男のような格好をしていたのも影響していそう)このあたりは令和

 

雪組ライパリ

鉄道と近代化というテーマ的に多分小林一三先生の生誕150年記念作品として作られたのだと思う。がしかし色々引っかかるところが多くてお芝居がちょっと理解しづらかったけど振付は流石謝先生、美しかった。「鉄の時代」の彩風・朝美・和希の三重奏は見事なハモリでよかった。この三人だと朝美・和希どちらが下パートを担っているのか、気になって確認した気がするけど忘れてしまった(二人とも低音がよく出るので)。エリーゼの扱いから新しい時代を生きる女性を描きたかった……と思われるのになんだかナチュラルに昭和の気配を感じてしまった。職業音楽家になりたかったはずなのにあの流れでアクセサリー作りに転身するのは納得はできなかった。そしてフランツ、自分の兄弟の殺害を企てた女性と結婚しようと思うか普通!?あの脚本でディートリンデを憎まれ役にせず描き出せたのはひとえに野々花ひまりさんのお力かと……。ライラックの扱いもなんかなぁ。先日星組ディミトリでリラの花が効果的に使われているのを見た後だとライラックがあまり印象に残らなかった。演者の力技でなんとかしている脚本だった、というのが個人的評価。でも彩風さんの兄弟たちをガンガンぐいぐい引っ張っていく兄っぷり、夢白ちゃんエリーゼの陽の気をまとった闊達な女性像、朝美フランツの生硬さとディートリンデとの駆け引き、軍服姿が凛々しい和希ゲオルグ、四男坊という設定に深みを与える明るさと的確な芝居で場面を正確に運ぶ一禾ランドルフ、病弱だが音楽の才能に恵まれ周囲に愛される華世ヨーゼフ、5人兄弟が生き生きとしていたのでそこは美しい兄弟愛だった。縣アントンもお芝居が上手くなったなぁ……。

併演は大介先生のレビュー。熱いショーも優美なレビューも両方書けるのが大介先生のいいところだなと思います。夢白ちゃんのトップ娘役お披露目公演でしたが、彼女の歌が以前よりずっと上手になっていて驚きました。誕生石の歌い継ぎは実に華やか。雪組公演初のSS席で観劇することができたのですが、オペラ要らずの視界にテンション上がりすぎて記憶が定かではありません。誰もかれもきらっきらしてた。

 

宙組大逆転裁判

まず感想以前の話として、KAAT公演は東京宝塚劇場公演と同じ15時半だと思い込んでいたので15時開演だと電車の中で気が付き、駅からガチダッシュする羽目になりました。開演1分前に客席入口に辿り着き、係員さんに「席ご案内しますか?」と聞かれて即はい!と答え、案内していただいた座席についたら即開演でした。もう二度と間違えないように気をつけます…………。

お芝居はゲームの世界が見事に再現されていて、原作を遊んだことがない人でも楽しめる仕様だったのがよかった!特に中心メンバーが歌上手で、脚本もコミカルにテンポよく動くので笑いながらも話を追えて面白かったです。瑠風成歩堂が歌いながら1階客席の中程まで来るシーンがあり、これがとんでもなく格好良かった。額に大汗かいて熱演しているのが近くで見えると胸が高鳴る。あの学ラン、ゲーム仕様にデフォルメされて襟がとても高いのに首回りに余裕があってタカラジェンヌの首の長さじゃないと着こなせない衣装でした。瑠風成歩堂は地毛っぽく見える黒髪でしたが、ウィッグだったのか本当に地毛なのか分からなかった。山吹ひばりさんはもうはまり役でしたね。お声とキャラクターがよく合ってた。鷹翔さんのシャーロックホームズもほんといいキャラしてるわ~~って思わせる力がありました。最後の成歩堂君と寿沙都さんのやり取りが甘酸っぱくて!!!もだもだがたまらない!!!これを見ただけでチケット代を払う価値がある!

汝鳥さんのメニクソン、小春乃ヴィクトリア女王ががっちりと舞台を引き締めていた印象。お歌のとっても上手なヴィクトリア女王でしたが衣装の時代がずれてたのはあれでいいのか。バンジークスのかかと落としは優希さんにしかできない表現でした(ダンスだけでなくお芝居でも活躍されていたのでこれからが楽しみだなー!と思っていたのに次の本公演での退団発表があり涙しました)そして天彩さんのニーナ・ジョーンズは絶対何か隠してそうだなと思いましたが、流石は期待を裏切らない。どのキャラクターも原作を尊重しつつ生き生きと描かれていたと思います。

 

星組1789

いやーーーーーーーーーーーーーーーものっそいチケ難公演でした。友の会が何とか確保してくれたB席と、一般販売でえいやと取った立見1枚が限界でした。B席でも劇場で見られただけ有難い。月組版は見たことがないので初めての1789でしたが、名曲揃いで終演後も曲が頭の中でリフレインしていた。今回は農民ロナンと、貴族階級に属するオランプの身分違いの愛が押し出された構成・演出……だったように思う。トップコンビの愛が中心になって構成されていたので、逆に月組版でトップコンビがロナンとマリー・アントワネットを演じた際はどういう構成・演出だったのか気になる。礼ロナンはボディパーカッションや民衆たちの熱、どれも星組の熱さが活きた作品だった。今回が退団公演となった有沙さんのマリー・アントワネットは有終の美を飾るにふさわしい素晴らしさでした。第1幕の少女のような王妃様が、第2幕でフランス王妃としての務めに目覚め、気高さをまとうのはあの時の彼女だからできた表現のように思えた。海外ミュージカルあるあるで役数は限られていたものの、通しの役名がない演者も全員、一人一人が1789の世界を生きていた。

で、ですね、えいやっと掴み取った立見がまさかなんと代役公演初日になってしまった。その時の感想はTwitter(X)に書いたのでここでは詳しく書きませんが、代役というのは最初から最後まで全てを代演できるようにするのだと、今日、宝塚を初めて観劇する人でも楽しめるように勤め上げるものなのだと感じました。正直すごいものを見てしまった感がある。

 

雪組愛するには短すぎる/ジュエル・ド・パリ

久しぶりの全国ツアー公演。神奈川県民ホール公演がチケット取れたので行ってきました。愛短は4度目の再演というもの納得の脚本。正塚先生すごい。笑う気がなくても思わず笑っちゃうんですよ。りんきらさんのオサリバン執事が何か言うたびに客席からくすくす笑いが漏れる絶妙な掛け合いと間。どの場面も台詞も珠玉。さきあさのコンビネーションがよかったので「恋は元々アンフェア」の掛け合いはもう一度聞きたい。あんふぇーーーーーーーーーーーー♪は名曲。この二人の並びももうすっかり見慣れたものですね。

ジュエル・ド・パリは本公演からの継続なので基本形は変わらず、全国ツアー公演用にカスタマイズされた差異を見つけるのも楽しかった。そして本公演では楽しく見ていた場面なのに、全国ツアー版の客席降りで泣いてしまった。泣く場面じゃない、むしろジェンヌさんが近くまで来てくれて嬉しくて、きゃー!ってなる場面のはずなのに、まっすぐに1階後方を目指して走っていく列を見たら涙が出て仕方がなかった。数年ぶりに見る客席降りは刺激が強かったのか?コロナ禍で色々なことが制限されたけど、公演再開しても客席降り復活はまだまだ先のことだと思っている節があったからだろうか。Twitter(X)で各地の公演レポ追ってみたところ、日替わりの掛け声やご挨拶でも各地の名物や美味しいものに触れているようで、タカラジェンヌも全国ツアー公演を楽しんでいるのが伝わってくるのが本当に嬉しい。緊急事態宣言が出て公演中止になった日、公演再開してもタカラジェンヌは劇場と自宅の往復しかできなかった時期は少しずつ終わろうとしているのを客席降りという演出に感じたのかもしれない。(実際にはコロナ感染者数が爆増していてとても気が抜ける状態ではないですが)

 

雪組双曲線上のカルテ

こちらは配信のみ。

和希そらにダメな男を演じさせたら天下一品。その終わり方はどうなのよ!?モニカのことどうするの!?と思ったけれど、フェルナンド的には考え抜いた末の決断なのだろう。終盤フェルナンドが湖に沈んでいく動き……あれはコンテンポラリーダンスになるのかな、あの場面の演出が素晴らしかった。樫畑先生ありがとうございます。この後まさか退団発表があるとは思いませんでしたよおおおおお。

 

月組公演フリューゲル/万華鏡百景色

まずはお芝居、ルイスの自己紹介ソングでガンッガン客席を釣りまくるおだちん、最高 もともとはお芝居で才覚を現した人ですけど、ショースターとしても輝けるようになった…………〇〇〇〇!〇〇〇〇!!(ネタバレなので伏せておく)と自己紹介してるのすら格好いいとか嘘だろう〜〜〜ここでジャケットとベストの隙間から白いシャツがちらりと見えるのが男役の絶対領域感あって最高

今回は風間さんと彩海せらさんの男役度上がりっぷりに目が離せなかったんですが、ふとその前に目を向けると男役の色香を振り撒く月城&鳳月のワンツーがいて、このセクシーさは新公卒業したてや研10じゃ出せないわ……と感服する

『万華鏡百景色』ガス灯夫の半被に丸い金色の装飾が散らされており、これが照明を受けるとキラキラしてガス灯の明るさを体感しているような気持ちになる。

舞踏会、芥川龍之介ですね 私は芥川龍之介の『蜜柑』に思い出があるので芥川作品が使われていると嬉しくなる 原作準拠の展開がまたぴったりで栗田先生の題材の選び方が憎い 令嬢方のドレスも男役の黒燕尾もこういう煌びやかさはなんぼあってもええもんですからね、そして堂々登場の月城さん白軍服の美しいこと!月城さんはノーブルでグレースな軍服とか燕尾とかフォーマルな服装がバチっと決まりますよねぇ。後年の電車でのやり取りにて彼が『お菊夫人』の作者であることが明かされることから、白いドレスで踊る6人口の娘役は菊の象徴か ここの在りし日の思い出を懐かしむさちかさんと快活な文学青年の彩海さんのやり取りがまたいい。ショーでも芝居の月組は魅せてくれる。

ロケット前にある娘役群舞のさちかさん、上級生の品格ある美しさと娘役の可憐さは両立する。娘役群舞は薄暗い中を大階段の上から下から娘役が整列するところから綺麗 踊りはじめると白黒赤の領域が鮮やかに移り変わるのが実に、実にいい……大階段にスカートの赤がパッと広がるのが美しいんです これは2階席でフォーメーションごと楽しみたい演出

男役!群舞!大階段の上から隊列組んでザッザッと降りて来るのは定番だけどこの動きにしか出せない圧があって観る側も気合が入る その真ん中を一人降りてくる支配者に誰もが首を垂れる 娘役も2番手も皆トップスターの位置する場所へ手を伸ばす 組のトップはこの人だと示す一瞬が群舞の醍醐味かも知れない

 

ミュージカル『ファントム』

真彩ちゃんクリスティーヌ見たさにチケットを取りました。もしかしたら真彩クリスティーヌを見る最後の機会になるかもしれないと直感していたので(実際大千穐楽でそのような発言があったそうなのでそれは当たっていた訳ですが)。

宝塚に慣れていると今回のS席14,000円には正直チケット代高ッ!宝塚のSS席より高い!?と思ってひるんでしまいますが、しかし、それだけの価値がある素晴らしい舞台だった……。メインキャストからアンサンブル、子役まで全員上手い。芝居も歌もダンスもどれも凄い。上手過ぎてぽかーーーーんとなるしかない。宝塚は音楽学校出たての雛鳥からスターになるまでの成長も含めて見守り楽しむ文化(だと思っている)なので、そもそもの前提が違うなーと思いました。あとダブルキャスト前提、週あたりの公演数も宝塚より少ないので精神的・身体的負担が全然違うのはいいなあと思った。スター制度が前提の宝塚ではどうしてもシングルキャスト前提になってしまうので……。私にしては珍しく複数回観た作品ですが、リピートすると前回と全然違う印象を受けびっくりしました。ファントムの解釈、細部の台詞、わずかな違いなのに作品全体の雰囲気がぐっと変わってくるのは複数回観たからこその発見で面白かったです。とはいえぶっちゃけとんでもないチケット運を発揮して良席で見られたからこその発見ではある。国フォCホール1階1列とかもう見られる気がしないぞ。でも2階で観た時はオーケストラまで上下左右全体が見渡せてストーリー把握は一番しやすかったし、階段のぼって歌うシーンは1階で見るよりキャストが見やすくてどの席にも良さはあった。1階前方列だとかなーり見上げる体制にならないとキャストが見えなくなっちゃうので首が痛かった、が贅沢な痛みであった。

今回の『ファントム』のエリックは子供がそのまま大きくなってしまったファントム。だから正論言われて言い返せないとあ゛ーーーーーーーーッ!!!!!(大声地団駄)しかできない
エリックの世界はオペラ座の地下だけ、会話するのはジェラルドだけ、知ってる人はままとジェラルドと浮浪者達だけ 狭くて寂しい世界

キャリエールの回想に乗せて踊るベラドーヴァすごく好き 真彩ちゃんの地に足がついた踊りが宝塚時代から好きなので……手や腕は優雅に、しかし踏み締める足は力強く踊りながら目はギラギラしているのがすっごく好き…………

この『ファントム』ではクリスティーヌはエリックのことをほぼ「先生」と呼んでいて、「エリック」と呼ぶのはエリック(ファントム)が追い込まれて警察に囲まれている場面くらい?クリスティーヌにとってエリックは最後まで音楽の先生であって、恋する相手ではなかったのかな おでこにキスするのも敬愛と慈愛に思えた
というか、宝塚版が宝塚故にトップコンビが演じるエリックとクリスティーヌに恋愛要素を足しているだけで、本来の『ファントム』はシャンドン伯爵とクリスティーヌがいい関係になるのが正なのか……?

 

どの作品も楽しかったなぁ……と思いつつ年越しの準備をします。よいお年をお迎えください。