眼鏡作成レポ

眼鏡作成レポ

色々なレポを読むのが好きなのですが、眼鏡を作ってみたレポが意外となかったので備忘録を兼ねて残しておく。


眼鏡歴:小学校の途中からずっと(15年くらい)。基本朝から晩まで眼鏡。
度数:左右どちらも強度近視(-8.00Dくらい)。乱視なし。

使っていた眼鏡のレンズがそろそろキズ汚れ目立つようになってきたので買い替え。こんなご時世なので近隣に店舗があり、ご予算の都合もありレンズ付きセット価格の明朗会計かつ超薄型レンズが追加料金なしで選べるお店を探しました。たまたまこの辺りの条件満たしてたのが眼鏡市場でした。
個人店とか高級店もいいんでしょうが、フレームだけで数万円するのにレンズでまた数万円となるとお財布が痛い。HP上にもレンズの詳細が載ってないことが多く、超薄型レンズにするにはご予算どれくらい握りしめていけばいいのか分からないのも怖いのでセット付き価格万歳です。
今回は強度近視向けという売り文句に惹かれてSieben(ズィーベン)にしました。

眼鏡市場HPによるとSiebenは下記のようなブランドだそうで(以下HPより引用)

◆ Sieben(ズィーベン) ◆
ドイツ語で数字の「7」を意味する「Sieben」。フレームに施された「強度近視のための7つのこだわり」を表しています。7つのこだわりで、強度近視の方に最高のメガネを提供します。

①「レンズシェイプ」 レンズが薄く仕上がる玉型デザイン
②「クランク設計」 自然なヨロイの張り出しと適切なモダン間距離
③「吊り下げ式クリングス」 適切なパッド位置、レンズに干渉しないクリングス
④「特殊なパッド」 鼻にかかる負荷を軽減
⑤「バランサーモダン」 フレームの重量バランスを考慮
⑥「リム形状」 レンズの厚みが気にならない強度用リム
⑦「部分ロー付け強度強化」 各部品のロー付け面積を大きくし、強度を確保

onlineshop.meganeichiba.jp

小学校から眼鏡ユーザーなので目が悪いのは諦めてるけど-7.00D超えたあたりから瓶底眼鏡感がマシマシになりまして……正面から見た時の輪郭の凹みや、レンズの縁が渦巻いてるのが気になり、少しでも軽減されないかなーと思ってセレクト。しかし度数的には強度近視の範疇のはずなんですが、眼科や眼鏡屋行くと言うほど強くないですよ〜なんて言われるので強度近視の基準が分からん。
まずフレームを手に取ってみた印象は、小さい!一般的なフレームと並べてみると一回り以上小さく見える。大顔な人間でもいけるだろうか……と緊張しつつかけてみると意外といける。幅も細部の工夫があるのか、きつくは感じない。もしゆったりした掛け心地が好みならメンズモデルでもいいかもしれない。このシリーズはメンズモデルでもユニセックスなデザインなので。さて、とにかくレンズ(玉型)がちっちゃーい!玉型を小さくすれば歪みや渦、重さを軽減できるので強度近視向けを謳うモデルでレンズを小さくするのはまあそうですよねーとはなるのだけど、現物見てみると本当に小さくて驚く。あとリム自体に厚みがある。通常モデルとの差は1ミリとか0.何ミリの世界なんだろうけど、度が強いレンズを入れてみるとこの差が地味に効く。度が強くてもリムからレンズがはみ出さない眼鏡をかけたいという夢を叶えてくれる。実際には-8.50Dで内側は余裕、外側がリムぎりぎりくらいの厚みになりました。
完成した眼鏡をかけてみた感想として、玉型が小さい分輪郭の凹みは目立ちにくくなった。歪んで見えやすい角度から見れば凹みがあるのはレンズの原理上もうどうしようもない。強度数ほど輪郭歪む問題は速攻解決されて欲しいけど悲しいことに現代技術では玉型を小さくするくらいしか対処法がない。もはや科学の発展を祈るしかない。デメリットとして、玉型が小さくなった代償に横、斜め上下の視界が狭まったので視野を広く保ちたい人には微妙かと。走ったり視界がぶれる動きをする場合は玉型が大きい方が見やすい気はする。

一長一短あるけど、強度近視の悩みになりがちな輪郭の歪みや眼鏡の重さに対しては一つの改善案を示すフレームだと思います。

 

レンズは1.74プラスチック超薄型非球面レンズにオプションのスクラッチシールド(追加料金3,000円)を追加し、レンズはアンテリオール1.74ASというのになりました。

見え方は特に不満なし。ただ反射光が強い。蛍光灯に当たるとそこが青く光るのでアップで写真撮ったりすると目立つかもしれない。ブルーライトカットレンズはレンズ全体が青っぽくなるのに対し、このレンズはスポット的に青く見える気がする。

 

2022.5.15追記 半年少々使ってみての感想

玉型が小さくなったので視界の狭さを感じるかなと思っていたのですが、日常生活に特に支障はなし。正面ばかり見ているのと、単純に慣れたのもあると思う。

ただし玉型が小さいので、眼鏡が少しでもずれると気になる。ずり下がっては顔に押し付けちゃうからか鼻に跡がつきがち。

かけ心地が気になって以前より頻繁に調整お願いしているような気がする。調整に行くこと自体は生活圏内に店舗があるので問題ないのですが、調整をお願いしに行くとほぼ必ず曇り止めや小物のご案内をされるのでそれを断るのがちょっと面倒&申し訳ない。たぶん調整を依頼されたら販促かけるように決められているのだろうとは思うけど、曇り止め等々は自宅にあるので追加で買うというのも気が進まなくて……いっそそれなら手間賃取ってくれた方が気が楽。そして調整の技術は個人差が結構あり、過去に眼鏡を作成した他店の方が上手だったかな、と感じることがある。上手な方は上手なんですが、たまにうーんこんなものかな、となる。よって眼鏡には不満はないけれど、次作るときは他店で小さめのフレームを試してみたい、という感想に至る。毎日使うものなのでどこまでも欲が出てきて難しいな。